クジラの子らは砂上に歌う 11

拘束された無印の命と引き換えに、アモンロギアの兵士になれと要求された泥クジラの民。その決死の交渉の最中、オルカ率いる帝国軍は現れた…。帝国軍とアモンロギア軍の戦火をかいくぐり、チャクロたちは無印の救出を計画するが…!? 三つ巴の戦場で、決死の攻防の幕が開く……!!

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  • クジラの子らは砂上に歌う 1

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    砂がすべてを覆い尽くす世界。砂の海を漂う巨大な漂泊船“泥くじら”で暮らす少年チャクロは、誰ひとり見たことのない外の世界に憧れを抱きつつ、仲間たちと変わらぬ日々を過ごしていた。そんなある日、突然漂着した廃墟船の中で、チャクロは1人の少女と出会う…。
  • クジラの子らは砂上に歌う 2

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    砂の海を漂う巨大な漂泊船“泥クジラ”の子どもたちは外の世界に憧れていた。記録係の少年チャクロは無邪気な好奇心から。問題児グループ“体内モグラ”のリーダー・オウニは焦りから。たった30年という命を宿命付けられたこの世界で、彼らはそれでも希望を探していた。やがて砂海の果てから、災厄がやってくるとも知らずに――。「この島が、私たちの大事な世界のすべてだった」
  • クジラの子らは砂上に歌う 3

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    楽園の500人に、選択の時……。話題沸騰、“喪失”の砂漠戦記! 砂海の巨船“泥クジラ”に危機は迫る。奇しくも、彼らの脅威は大人たちだった。砂海の果てよりやってきた侵略者。いちはやく未来を放棄した長老会。その命令にただ従う自警団。子どもたちは選択する。それはきっと、善悪ですらなく、 彼らにとって必要であったから……。
  • クジラの子らは砂上に歌う 4

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    【BookLive!限定特典/梅田阿比先生描きおろしペーパーを収録!】こどもたちの戦争は佳境へ……。砂嵐の中で次々と倒れる“泥クジラ”の仲間たち。希望を、覚悟を、約束を、胸に抱いたまま散り果ててゆく。そんな悲しき戦場の片隅で、いま二つの“狂気”が相見えようとしていた。
  • クジラの子らは砂上に歌う 5

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    「ぼくらはきっと、ある時一斉に夢をみるんだ」 “帝国”の危機が去った泥クジラにやってきたのは、未知なる国の来訪者。“別れ”ばかりを重ねたこの島で、新しい出会いとなるか。その頃、チャクロは人ではない少女エマに導かれ、新たな“旅”へと出発していた。深く深く、この物語の根源の旅へと…。
  • クジラの子らは砂上に歌う 6

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    泥クジラのヌース・ファレナが吸っているのは感情ではなく、もっと残酷なモノだった。たった一つだけの楽園を覆う“呪い”に気づいた時、泥クジラの民たちはそれぞれの思惑で動き出す……。
  • クジラの子らは砂上に歌う 7

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    新天地アモンロギアを目指して未知の航路を進む泥クジラ。時にその航海は、時空さえも越えてはるかな時代へと旅をする。その深き底で待つのは……誰?
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    泥クジラの深層を進むチャクロたちは、過去の記録が壁を埋め尽くす“ミゼンの部屋”に辿り着く。そこで見つけたのは、かつてこの部屋で悪霊として誕生した“ミゼン”の記録…。小さな闇が光になろうとした、そんな悲しい記録だった。
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    いくつかの謎が明らかになった。いくつかの別れもあった。そして今、泥クジラは新天地アモンロギアの目前へと辿り着く。長き航海を終えて、チャクロたちはついに安住の地を見つけられたのか……?
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    新天地アモンロギアに到着した泥クジラ。しかし、領主ダクティラは謁見に訪れたスオウたち無印を捕らえ、人質にしてしまい……!?
  • クジラの子らは砂上に歌う 11

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    拘束された無印の命と引き換えに、アモンロギアの兵士になれと要求された泥クジラの民。その決死の交渉の最中、オルカ率いる帝国軍は現れた…。帝国軍とアモンロギア軍の戦火をかいくぐり、チャクロたちは無印の救出を計画するが…!? 三つ巴の戦場で、決死の攻防の幕が開く……!!
  • クジラの子らは砂上に歌う 12

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    アモンロギアに潜入したチャクロたちは無印たちの救出に成功した。しかしそこに現れたのは、圧倒的なサイミアでアモンロギア軍を蹂躙した帝国軍指揮官・オルカ。泥クジラを狙う宿敵の来襲に、迎え撃つは泥クジラ最強の男・オウニ……! 最凶と最強の戦いが、始まろうとしていた。
  • クジラの子らは砂上に歌う 13

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    帝国・アモンロギア両陣営の砲火轟く戦場から、無印を連れて脱出を狙うチャクロたち。しかし、帝国軍指揮官・オルカの実力は圧倒的。オウニさえ歯が立たず、リコスとともに捕まってしまい…!?
  • クジラの子らは砂上に歌う 14

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    リコスとオウニはオルカ軍に捕まってしまった。他の住人を守るため、二人を見捨ててこのまま新天地へ向かうと宣言したスオウ。チャクロは猛反対するが、首長の決断は覆らず…!?
  • クジラの子らは砂上に歌う 15

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    幾度に渡り、泥クジラに侵略を重ねた「死神」オルカ。その本当の狙いとは、ヌースの中に溢れる人々の感情がつくりだした無限の並行世界へと、人類を強制的に転移することだった。そこは幸せな感情だけに満ちた世界だというオルカの言葉に、チャクロとリコスはどう答える…!?
  • クジラの子らは砂上に歌う 16

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    「死神」の心を覗き、かつてサリガリの洗脳により、自らの手で大切な島「キトゥリノ」を滅ぼしたオルカの失意が、泥クジラ攻撃の元凶だったと知ったチャクロ。全てに絶望し、死に向かおうとするオルカに対し、チャクロは涙ながらに語りかけ…!?
  • クジラの子らは砂上に歌う 17

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    チャクロたちを襲う戦艦イェレアスから放たれた謎の捕食者。次々と泥クジラの民たちが魂形人間にされていく中、オウニとシュアンまでもが呑み込まれてしまう。そこでシュアンはオウニに16年前の記憶を語り始め…?
  • クジラの子らは砂上に歌う 18

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    戦艦イェラキから放たれた謎の捕食者が、次々と泥クジラの民たちを魂形人間に変えていく。そんな中、チャクロたちは、オルカ提案の「戦艦カルハリアスをイェラキに激突させる作戦」を選択したが…!?
  • クジラの子らは砂上に歌う 19

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    戦艦イェラキを撃退し危機を脱した泥クジラは、再び砂の海をさすらった果てに魂形が地上に降りそそいだ最初の地といわれるキヴォトスへとたどり着く。その地で印(シルシ)が命を吸われぬ生活への希望をみたチャクロたちは、キヴォトスの人々との交流を始めるが…!? 一方、魂形アンスロポスを帝国の大地から引きはがした皇帝陛下は、同じくキヴォトスを目指し始めて…!?
  • クジラの子らは砂上に歌う 20

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    新天地キヴォトスでの生活に期待を寄せる泥クジラの民たち。だがチャクロの前に現れた皇帝陛下が、民たちの希望を打ち砕く言葉を発し、混乱の渦へと引きずりこみ…!?

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スタッフおすすめレビュー

※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい

果てない砂の海を漂流する漂泊船「泥クジラ」。チャクロはその泥クジラの「記録係」であった。
泥クジラの住人の多くが、情念動(サイミア)と呼ばれる不思議な力を使い、そして彼らは短命であるという。
若い仲間の死に何度も傷つきながら、それでも彼らは穏やかで平和に暮らしていた。
しかし、ある日廃墟船に偵察に赴いたチャクロは、衰弱した少女・リコスに出会い、それにより状況は一変する。
泥クジラ以外の世界、そこに住まう人間を見たことがない住人たち。そんな彼らにとって残酷な真実を知るリコス。
外の世界はどうなっているのか、住人の祖先たちはなぜ泥クジラで生活していたのか、そもそも泥クジラとは一体なんなのか…。
すべての謎が明かされ、自分たちが短命である理由を知った住人たちは、新天地を目指し泥クジラの舵を取るのだった。

このお話はタイトル通り、「クジラの子」、すなわち泥クジラで生きる子どもたちを描いています。
「泥クジラ」という聞きなれない場所に住んでいることで、どこか遠いところの話に聞こえますが、彼らは楽しいも悲しいも感じる、感情を持った普通の人間でした。
というのも、外の世界には感 情を持たない人間がいたからです。リコスもまたその1人でした。
そんな彼女ですが、チャクロやその仲間と過ごすうちに、自分の感情を取り戻していきます。
そしてクジラの子たちを助けたい、彼らと生きたい、そう願うようになるのです。
しかしそれは決して簡単な道ではなく、何度もクジラの子たちは絶望し、立ち尽くすのでした。

残酷な真実ばかりの世界で、悲しみがあふれる世界で、それでも人間は感情を持つのが正しいのでしょうか。
チャクロは言います。「痛みや苦しみすべてが俺たちの生きてきた記録だ」と。そしてだからこそ忘れることはできないと。
仕事や人間関係で嫌なことがあったとき、悲しくて泣きたいと思ったとき、何度でも読み返したくなる1冊です。

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