戦国武将烈伝 徳川家康

幼い頃人質として、織田~今川間を行き来した松平竹千代。十四歳で元服し元信となって、十七歳の時に瀬名姫を嫁に迎えた。今川のもとで戦功を挙げていく元信だったが、今川義元が桶狭間で信長に討たれたのを機に、岡崎に戻る。二十二歳で、名を家康と改め、その後の姓も徳川とした。しかし瀬名(築山殿)は嫉妬深く、いつまでも今川風を吹かして、側室にした世津を拷問死させる。また武田のスパイで医師の減敬が、築山と組んで内紛を策した。それが信長に知れ、築山は減敬共々処刑。憂いの無くなった家康は、戦国最後の勝者となったのである。家康には二人の正室と十五人の側室がいたが、行きずりに愛した女の数は、数え切れないという。

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