春の生贄~花嫁は、桜色に乱れて[ばら売り]第8話[黒蜜]

「本当に、やめて…」美夜の口からこぼれた拒絶。その相手は咲弥。あれほど愛を感じて、何度も"精気"を捧げて、美夜も花嫁として咲弥に応えてきた。美夜は期間限定の仮初めながらも夫婦だと信じていた。それなのに、春の神様の「千年に一人、妻を娶る」という習わしについて、「千年前、二千年前の花嫁」に対して美夜はどうしようもない感情を抱いたのだ。咲弥は何も隠し事をしていない、初めからすべて教えてくれていた。これは、美夜が咲弥を夫婦として好きだから湧き起こった気持ち……嫉妬? 美夜は一度、距離をとるため人間の世界に戻ることになって…。毎夜抱かれるたび淫らに色づく花嫁の、蜜夜のエロティックラブ!(37ページ)

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