ぼくの地球を守って 6巻
月基地での生活を始めた紫苑たち7人。神=サージャリムに選ばれた印をもつ木蓮に反発する紫苑と、魅かれていく玉蘭――。そんな時、星間戦争が悪化、彼らの母星が消滅してしまう。紫苑は地球降下を主張するが、仲間の同意が得られず隔離されてしまい…!?
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スタッフおすすめレビュー
※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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学生時代ハマりにハマって、単行本も、愛蔵版も、OVAも、売ってるもの全部買った思い出があります。ザックリ言えば前世の記憶を持った仲間が輪廻し、生まれ変わった現世でまた巡り合って事件が…なSFと恋愛要素が混じった話なのですが、巻を追うごとに明らかになっていく彼らの前世の記憶がなかなか濃く重い。そしてその壮大な世界観に思わず引きずり込まれてしまいます。過去に犯した罪への後悔や受けた仕打ちの恐怖。当時、過去に縛られて今を生きられず苦しむ高校生の主人公たち目線で夢中で読みましたが、今読み返すと周りの大人たちの苦悩や優しさエピソードが心にしみます。何度でも読み返してほしい名作です。