美味しんぼ 25
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川遊びに来ていた山岡たちだが、いざ食事のカレーを作る段になって大騒ぎ。みな、それぞれに自分のレシピを持っていて、お互い絶対に譲ろうとしないのだ。翌日、カレーで仲たがいしたら、カレーで仲直りするのが一番、とばかりにカレーショップの「マイダス王」を訪れると、入口に休業の張紙が。中では店主の栃川が落ち込んでいる。実は1週間前に海原雄山が突然現れ、「カレーとは何か?、カレー粉とは何か?、そしてカレーは米の飯と食べるのが正しいのか?」と3つの質問を投げ掛けたというのだ。自分の仕事に関わる根源的なこの質問に、ひとつとして答えられなかった栃川は、それ以来すっかり自信を失ってしまったのだ。そして後日、「次の究極VS至高のテーマは、カレーではどうだ」と雄山から提案がなされた。山岡はそれを受け入れ、日本の様々なカレー屋を訪ね、カレーの研究家なども取材する。だが、雄山が提示した3つの質問の答えは見つからなかった。そこで山岡は、カレーの謎を探るため、インドへの取材旅行を決意する。 -
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まり子の祖父・二木会長の元に一人の青年がやって来た。二木家の別荘の管理人の息子、中堀一夫である。彼はイタリアで修行後、日本でイタリア料理店を開く事になっていた。一夫自身は本格的なイタリア料理を扱いたいのだが、出資者の強い希望でスパゲッティに重点を置かねばならないという。だが、一夫はパスタ料理があまり得意ではない。その話を聞いたまり子は、山岡に相談に乗ってくれるように頼む。そして山岡は一夫の店を訪問するが、そこに海原雄山がやって来た。雄山も山岡と同じく一夫にスパゲッティ料理の助言をするべく、二木会長に依頼されていたのだ。「これは俺たちの出る幕じゃないな」と帰ろうとする山岡に、「まだ私が引き受けた訳じゃない」と引き止める雄山だが…。 -
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山岡は、荒川夫妻から夫妻の友人の橋田という男のことで相談を受ける。彼は大手自動車会社の御曹子で、その将来を嘱望されていたにも関わらず、会社を辞めてラーメン屋を始めたという変わった経歴の持ち主。ところが、そのラーメン屋がまったく繁盛しないという。山岡は、まず皆をおいしいと評判の屋台“流星一番亭”に連れていく。“流星一番亭”は、目星をつけたラーメン屋の近くに屋台を出し、客を奪うことでその店を乗っ取って傘下に入れるという強引なやり方で、急成長しているチェーン店だった。その“流星一番亭”に目を付けられた“金銀軒“の母子と、ひょんなことから知り合った山岡たちは、“流星一番亭”に負けないラーメン作りに取りかかるが……。
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