岳 14
父親を山で亡くした少年ナオタ。中学生になった彼は、三歩とともに初めての登山に挑戦する。父の思い出を胸に山を登るナオタに三歩は何を語るのか?沢登りをしていた登山者が川で見つけたのは、1本のペットボトル。その中に入っていたのは、「助けてください。」と書かれた遭難者からのメモだった…。
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※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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山岳小説や山岳ノンフィクションを愛する私。でも、実際の山登り経験はほぼゼロ(高尾山ビアマウントは、登山じゃないですよね…)。そんな私がこのマンガを読んだきっかけは、職場のN君に勧められたから。著者の石塚さんは実際に登山をされているようで、すべての描写が素晴らしく、山好きな人が描いている作品なのがヒシヒシと伝わってきて、あっというまに『岳』の世界にはまってしまいました!『岳』のお話は、すべての人が助かるわけではないし、人の生死を取り扱う重い話だと思います。ですが、主人公・三歩の限りない優しさと温かさのおかげで、素晴らしい人間ドラマになっていると思います。
出会えてよかったなー、そんな作品です。
15巻のあとがきで触れられている山岳救助隊の話も一緒に読むと、『岳』の世界観だけでなく、山というもの、登山というスポーツの理解が深まって更に楽しいので、ぜひお試しください!!