いつか死ぬなら絵を売ってから 5
初の展示会を無事終えた一希は自分がもっと絵を描きたいという欲を抱いていることに気付く。こうして、勉強のため凪森のアトリエに行くことを決めた一希。だが、新しい仲間との出会いはあまりにも“刺激的”で……!? 嵐巻き起こる新展開!!
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※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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清掃の仕事をしながらネカフェ暮らしをしている霧生一希の趣味は、絵を描くこと。ある日、美術が好きなお金持ちの嵐山透に描いた絵を見られ、絵を買わせてほしいと頼まれる。絵描きとパトロンというタッグを組み、一希の絵を世界へと売り出していく!!
「アート」×「お金」の関係に切り込む、という背表紙の一文に惹かれて手に取りました。
その日を生きることに精一杯な一希と、お金や人脈などあらゆるものを持っている透は真逆の2人です。
境遇や価値観の違いによって衝突することもありますが、お互いの持っていないものを補いあっていて、とても良いタッグなんです!
また、一希と透は窓越しの出会いがきっかけで出会うのですが、一希が一人で考えるシーンや心理描写などのシーンでも窓が登場します。ぜひカフェの窓際に座って行き交う人を眺めながら読みたいなと思いました。
2人の力で一希の絵はいくらになるのか…今後の展開が気になる一作です!