ココロのプログラム 1

少年・九が出会ったのはロボットの少女・いちこ。噛み合うことのない歯車が、今 回り出す。 夏休み、母とふたりで暮らす宇佐美九のもとへ、人間にそっくりなロボットの少女のいちこがやってきた。「心」を学ぶ彼女に惹かれゆく九。そして九に想いを寄せる幼馴染の愛。少しずつ育ち、絡み合ってゆく気持ち…。ボーイ・ミーツ・ロボットガール、開演!

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    少年・九が出会ったのはロボットの少女・いちこ。噛み合うことのない歯車が、今 回り出す。 夏休み、母とふたりで暮らす宇佐美九のもとへ、人間にそっくりなロボットの少女のいちこがやってきた。「心」を学ぶ彼女に惹かれゆく九。そして九に想いを寄せる幼馴染の愛。少しずつ育ち、絡み合ってゆく気持ち…。ボーイ・ミーツ・ロボットガール、開演!
  • ココロのプログラム 2

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    「心」を学習中のロボットの少女・いちこ。九の家にやってきて3度目の夏。少しずつ新しい感情が芽生えて…? 中学初めての定期試験で成績が振るわなかった九は、いちこから修理中のロボット・ネオを家庭教師として紹介される。ロボット同士で仲の良さそうな2人に複雑な九は、ある行動に出て――距離ができていた愛とも再び話せるようになった頃いちこの気持ちに大きな変化が…!?
  • ココロのプログラム 3

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    世界で一番好きな人が自分のことを好きになってくれる たったそれだけでいいのに 夏祭りの帰り道、秘め続けた気持ちを伝えた愛。ラムネ瓶のビー玉のように、ふたりの気持ちが揺れ動く――…時を重ねて成長する九と愛。そして、変わらないいちこ。季節は巡り、3人の関係は複雑に絡み合っていく――…
  • ココロのプログラム 4

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    九といちこ、お互いが恋心を自覚するなか刻一刻と別れは近づいて――…いちこが宇佐美家に来て6年。ついに心のプログラムの完成が見えてきた。別れが目前に迫り、想いを打ち明けようとした九は――。ボーイ・ミーツ・ロボットガール、ついに完結!

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スタッフおすすめレビュー

※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい

ある日、主人公・宇佐美 九(うさみ きゅう)の家にロボットの少女・いちこがやってきます。
いちこは見た目は人間そっくりですが、心はまだ未完成。そのためホストファミリーと一緒に暮らしながら勉強をするというのです。
同い年くらいな少女な見た目のいちこに戸惑う九。
いちこの“心のプログラム”の完成は彼が高校卒業する頃。それまでいちこと一緒に過ごすことになるのですが…。

物語は九が小学生時点からスタートします。
いちこが現れたことで、九と九に思いを寄せる幼なじみ・愛の関係に変化が起きます。
愛はそれまで九の一番近くにいる存在であったのに、いちこにその場を奪われてしまったことで心が揺れるようになるのです。
中学生編では、それぞれが思春期に向かい自分の気持ちの変化に戸惑う姿が描かれるのですが…。

いちこはロボット。そのため心もプログラムでしかない…と周りは思っています。
もちろん九も最初はそう思っているのですが、いちこの天真爛漫さや優しさに次第に思いが変化していきます。
それを間近で見ている愛は気が気ではありません。
九といちこと愛の三角関係がどうなっていくのか…。

自分に素直になれない感じや、あえて気持ちと反対の行動をとってしまう…など、思春期特有の行動にエモさが溢れています。

描くのは中村ひなた先生。
繊細な線にふんわりとした絵柄で画面から優しさが溢れ出ています。
そして…いちこと愛がとにかく可愛いのです!!
いちこのはにかむ笑顔や愛の複雑な気持ちが表れた表情など…あまりの可愛さにジタバタしてしまいます。

1コマ1コマじっくりと味わいながら読みたくなる今作。
少しずつ育っていく各キャラクターの心を感じてください。

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