巻

僕らのカタチ

賢一が気になる女の子は、笑顔がさわやかなクラスメイトの池沢はるかちゃん。
雨の日に跳ねた泥のお詫びにと、はるかにジェラードを奢られて、ふたりは急接近する。急にキスしてきたり、一緒に海に行こうと誘ってきたり、かと思えば待ち合わせをすっぽかされたりと、はるかちゃんに振り回されてばかりの賢一。そんなある日、はるかちゃんに誘われて出掛けた花火会場で信じられない事実が発覚する。なんと、はるかちゃんにはすでにつきあっている男がいたのだ。サディステゥックな彼氏は、ショックを受ける賢一を煽るように、はるかちゃんの身体をいたぶり始める。止めようとする賢一に彼氏は、はるかは苛められて喜ぶインランな女だ、と言い放った。ひどい仕打ちにも、なにひとつ言い返さず、賢一が見ている前で、喘ぎ、身悶え絶頂を迎えるはるかちゃん。（オレのことを好きなんじゃなかったのか…？）混乱する恋模様に、賢一に接近する進藤さんも絡んで、ますます行く末が見えなくなっていく。果たしてはるかちゃんの真意はどこに？表題作『 僕らのカタチ 』の他にも『雨の匂いがする』『この夏が終わる』『純情過剰も恋のうち』『クリスマスが始まらない』『春ラ・ラ・ラ』5作を収録。快感にもだえる少女たちのイケナイ肢体に興奮が止まらない！？