風鈴の鳴る夜

風鈴が鳴ったら…またおいでね。

毎日終電ギリギリまで仕事…忙しすぎて最近はニュースすら見れてない…。
忙しさで自分がひとり取り残されているように感じながら帰宅していると、ちりん。と風鈴の音が聞こえた。
アパートを見上げるとそこには下着姿の美女がベランダで風鈴を鳴らしていた。
「お兄さん、今ヒマ?…ウチ寄ってかない?」
初対面の美女のいきなりのお誘いだったが、あまりに不審なため断ると、謎の美女はおもむろに脱ぎ始め「ドアの鍵、開いてるから…」とさらに誘惑してきた。
疲れからか誘惑に負け、気が付くとアパートの階段を登り、鍵のかかっていないドアに手をかけていた…。

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  • 風鈴の鳴る夜(1)

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    風鈴が鳴ったら…またおいでね。 毎日終電ギリギリまで仕事…忙しすぎて最近はニュースすら見れてない…。 忙しさで自分がひとり取り残されているように感じながら帰宅していると、ちりん。と風鈴の音が聞こえた。 アパートを見上げるとそこには下着姿の美女がベランダで風鈴を鳴らしていた。 「お兄さん、今ヒマ?…ウチ寄ってかない?」 初対面の美女のいきなりのお誘いだったが、あまりに不審なため断ると、謎の美女はおもむろに脱ぎ始め「ドアの鍵、開いてるから…」とさらに誘惑してきた。 疲れからか誘惑に負け、気が付くとアパートの階段を登り、鍵のかかっていないドアに手をかけていた…。
  • 風鈴の鳴る夜(2)

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    「ちょっとだけ…しようか?」 そういうと彼女は俺のズボンを脱がし、キスをするように優しく肉棒の先端に咥え込んだ。 風鈴の音色に誘われて出会った謎の女性・美幸とはあれから何度も身体を重ねていた。 ある日の休日、昼過ぎに近所のスーパーに行くとそこには美幸の姿が。 薄手の生地で覆われた豊満な胸元にはうっすらと主張する二つの突起…昼間には刺激の強すぎる格好だ。 「私のことなんて、誰も気にしてないから大丈夫」という美幸に、 「俺は…気にしてるよ」と、思わず口に出てしまった。 少し驚いた後、照れるような表情をした美幸は、「ちょっと来て」と、俺を路地裏に連れ出して…。 風鈴の音色に誘われて出会った男女は、身体と心を重ねていく。 風鈴の鳴る夜【第二話】
  • 風鈴の鳴る夜(3)

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    「私ね、他に生きていく方法を知らないの」 目の前には裸で座り込む彼女の姿が。 そばには乱雑に脱ぎ捨てられた下着、そして彼女の手首には真新しいあざ。 心配した俺を見て、彼女は諦めたような表情で話し始めた。 家の前ですれ違った男性のこと、自分との関係、今までどう生きてきたのか…。 「私たち、もう会わないほうがいいかも。楽しめないでしょ?」 そして、一通り話し終えたのち、彼女は俺を部屋から追い出したのだった。 風鈴の音色が再び男女を引き合わせる。 風鈴の鳴る夜【最終話】

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