番の旋律~α嫌いのΩが奏でる夜想曲~ 3話
成瀬の指す“価値”を確かめるため、音楽コンサートを訪れた二人。その帰り際、知り合いの音楽家(α)と話し込む成瀬を前に、改めて立場の違いを感じるハルト。だけどαの知り合いよりも、今一緒にいるΩである自分のことを優先してくれて…? そんな成瀬の真摯な姿勢に、立場によるレッテルを貼るようなヤツじゃないと感じたハルトは、これまで話してこなかった自分の過去を成瀬に打ち明ける――
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「…オレはαなんかと番になんてならない…っ」発情期が他のΩより多く訪れる体質のハルト(Ω)は母との思い出であるピアノが弾けて、普段エリート面したαを翻弄しつつ金も稼げるという理由から、発情期中のΩにαの相手をさせる非合法ピアノバーで働いていた。しかしある日の演奏中、非合法店と知らずに来店した人気バイオリニストの成瀬(α)と目があった瞬間、身体がゾクゾクとした感覚に襲われて――? -
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セックス中、ハルトのフェロモンに当てられつつも、項を咬みたい衝動を理性で抑える成瀬。他の高圧的なαとは違い、Ωである自分を尊重するような成瀬の態度に戸惑いを覚えながらも店に戻ると、オーナーから“成瀬を最優先に”と業務命令が下される。やはり成瀬もαらしく金と権力で圧を掛けたのかと勘ぐるハルトだったが、再び店を訪れた成瀬と視線が合うだけで体が疼いてしまい、「運命の番」の存在を意識せざるを得なくて――? -
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“α”じゃなく“成瀬”にちゃんと向き合いたくて… 成瀬の指す“価値”を確かめるため、音楽コンサートを訪れた二人。その帰り際、知り合いの音楽家(α)と話し込む成瀬を前に、改めて立場の違いを感じるハルト。だけどαの知り合いよりも、今一緒にいるΩである自分のことを優先してくれて…? そんな成瀬の真摯な姿勢に、立場によるレッテルを貼るようなヤツじゃないと感じたハルトは、これまで話してこなかった自分の過去を成瀬に打ち明ける―― -
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発情期が来ない…? Ωとしての価値さえなくなる不安 音楽スタジオに流れた思い出のピアノ曲に惚れ惚れと聞き入る姿を最後に、奏はハルトの店に来なくなってしまった。奏が自分に感じてくれていた音楽的価値がなくなったと思い落ち込むハルト。更に発情期も来ず、Ωとしての価値も失いつつあるハルトは、せめてそのピアニストの演奏を聴きに行こうと思い立つ。だけどよくよく考えたら母との思い出の曲を演奏していたということは自分の実の父親である可能性に気付き… -
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奏からの告白で止まっていた発情期が再び訪れ…? 「父親らしいことをさせてほしい」ハロルドの申し出に戸惑うハルト。アメリカ移住という大きな決断を迫られるなか、本気で自分の事を大切にしようとしてくれるハロルドに対し応えあぐねていると、隣で聞いていた奏から突然プロポーズされて!? ハルトの音楽だけでなくハルト自身に向けられた奏の愛情を自覚した途端、今まで止まっていた発情期が急に訪れて――?
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