コオリオニ 上
1990年代、北海道――全国を震撼させる警察の不祥事が明らかになっていった……! 警察庁は相次ぐ拳銃事件の対策として全国的な銃器摘発キャンペーンを始めた。そのノルマをこなすため警察がヤクザと手を組むというデキレースも横行、そんな中にエースと呼ばれる男・鬼戸圭輔(きど けいすけ)がいた。彼は何人もの犯罪者を情報提供者として抱え、ノルマを超える多くの拳銃を摘発していった。そして彼は誠凛会(せいりんかい)の幹部・八敷 翔(やしき しょう)と出逢う。より大きい山を当てるために鬼戸は柏組(かしわぐみ)の武器庫に注目。八敷を潜入捜査に誘い、八敷は薬の密輸入を目溢しすることを条件に鬼戸と組んだ。2人は甘美な成功を期待して潜入捜査に乗り込むが――。話題沸騰の問題作の上巻、新たな描きおろし20Pを含め、ついに電子版で登場。
-
ジャンル
-
掲載誌
-
出版社
- 巻で購入 2巻配信中
- 話で購入 話配信はありません
-
836pt
あらすじを表示する
1990年代、北海道――全国を震撼させる警察の不祥事が明らかになっていった……! 警察庁は相次ぐ拳銃事件の対策として全国的な銃器摘発キャンペーンを始めた。そのノルマをこなすため警察がヤクザと手を組むというデキレースも横行、そんな中にエースと呼ばれる男・鬼戸圭輔(きど けいすけ)がいた。彼は何人もの犯罪者を情報提供者として抱え、ノルマを超える多くの拳銃を摘発していった。そして彼は誠凛会(せいりんかい)の幹部・八敷 翔(やしき しょう)と出逢う。より大きい山を当てるために鬼戸は柏組(かしわぐみ)の武器庫に注目。八敷を潜入捜査に誘い、八敷は薬の密輸入を目溢しすることを条件に鬼戸と組んだ。2人は甘美な成功を期待して潜入捜査に乗り込むが――。話題沸騰の問題作の上巻、新たな描きおろし20Pを含め、ついに電子版で登場。 -
792pt
あらすじを表示する
1990年代、北海道――全国を震撼させる警察の不祥事が明らかになっていく……! 道警のエース・鬼戸 圭輔(きど けいすけ)は、父親と同じ警察官になった。父親は上司から命じられた汚職に背いたことで左遷、酒に溺れ母親への暴力を繰り返した。父親の不遇を見てきた鬼戸は「言われた通りのことだけをする」ことが警察官人生だと考え、全ての決断において周囲の期待に応えることを選んできた。潜入捜査の失敗後は以前にも増して汚れ仕事に手を染めるようになるが、そんな鬼戸を警察は持て余しはじめるようになる。窮地に立たされていく鬼戸を、恋人の八敷(やしき)は自らが生きたいように生きることを説く。腐臭の満ちる組織が瓦解していく中で、鬼戸が下した選択とは――!? 似た部分がありながら、正反対な生き方をしてきた2人の男たちの魂のドラマ、新たな描き下ろしも含め、大注目の完結下巻!!
※未発売の作品は購入できません
- 巻で購入 2巻配信中
- 話で購入 話配信はありません
スタッフおすすめレビュー
※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
スタッフおすすめレビュー
※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
作品・作者をお気に入り登録する
作品・作者をお気に入り登録する
「梶本レイカ」のこれもおすすめ
「梶本レイカ」のこれもおすすめ
ボーイズラブの無料作品
ボーイズラブの無料作品
最近チェックした漫画
最近チェックした漫画
バンチコミックスの他の作品
バンチコミックスの他の作品
おすすめジャンル一覧
おすすめジャンル一覧
キャンペーンから探す
キャンペーンから探す
舞台は90年代の北海道・札幌。エスと呼ばれる情報提供者たちを巧みに飼いならし、拳銃の摘発で頭角を現していった刑事・鬼戸は、美貌のヤクザ幹部・八敷と出会います。互いの利益のために手を組んだ鬼戸と八敷。拳銃の違法摘発にクスリの密輸入など、イリーガルで危険な潜入捜査に身を投じていく彼らは、その果てに一体何を望むのか……。
どこまでもダークでシリアスでありながら、途方もない希望をも感じさせる作品でカルト的人気を誇る梶本レイカ先生。2016年に出版された話題作『コオリオニ』がついに電子書籍化されました!
「俺はただ言われたことをやっているだけだ」と常識人のふりをして、平然と違法捜査を行う悪徳刑事・鬼戸。そして、“囚われのお姫様”を演じながら欲望のままに生きる“稀代の悪女”八敷。刑事とヤクザという正反対の立場にありながらどこか似た者同士の2人は、まるで互いが互いのファム・ファタルであるかのような関係に。一緒にいれば破滅を免れないのに、離ればなれになるくらいなら死んだほうがマシ。そんな欲望と切実さに満ちた恋情に、苦しいほどに胸が締め付けられます。しかし、鬼戸と八敷の間に悲壮感はなく、自分たち の欲望に向かって突き進む姿は、むしろ輝きをまとっているように見えるのです。
最新4巻が同時期に出た『悪魔を憐れむ歌』(新潮社)も警察官が主役のクライムサスペンス。猟奇殺人を繰り返す悪魔と事件を追い続ける刑事たちの奇妙な関係から、人間の欲望をリリカルかつ魅力的に描き出しています。人間のどろどろした部分を毅然と描くからこそ、そこに浮かび上がってくる愛の美しさが胸を打つ梶本先生作品。読めばあなたのBL観、いや人生観が変わるはずです。
続きを読む