送魂の少女と葬礼の旅
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神が地上に与えた恵みの種「精霊」。人々は彼らの恩恵を受け、彼らに感謝しながら生活をしていた。しかし、精霊にも命があり、その灯火が尽きた時、彼らはその躯を黒くやつし、周囲に呪いを振りまきながら死に逝くのであった。呪われた精霊に触れられるのは、精霊の葬儀を専門に行う「送儀師」のみ。旅の送儀師・少女アルピは、呪われた遺骸と対峙する…。穢れながら、痛みながら、少女は刃を振るう。幻想葬礼紀行録。 -
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新たなる送儀師、試される覚悟――。葬儀の傷が癒えぬアルピは、立ち寄った食堂で送儀師を探す青年と出会う。葬儀を引き受けたアルピだが、精霊は彼女の手では負えぬほどに呪いを撒き散らしていた。八方塞がりで為す術のない彼女の前に、褐色の肌の送儀師が現れる――。 -
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雷の精霊を殺めてしまった砦の民のため、アルピが葬儀を開始する。そして旅で出会ったセルセラから告げられた、消息不明の両親の行方とは――。新章「図書館編」にも突入する、幻想葬礼紀行録、最新巻! -
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混沌と化す大図書館。蠢くは、黒い謀略――。精霊の研究を進める両親の消息を掴むため、古今東西の知が集まる大図書館を訪れたアルピ。しかし、そこで待っていたのは、精霊の呪いを人体実験に使用し、送儀師を付け狙う館長であった…。幻想と痛みが息づく、葬礼紀行録、第4巻。 -
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図書館を後にし、両親の足跡を辿っていたアルピとペレナイ。そんな中、近隣で巨大な精霊が亡くなったということで、送儀師が集められていた。アルピも巨大精霊の葬儀を手伝うために、現場に向かう。しかし、そこには、葬儀を阻もうとする謎の集団が暗躍していた…。 -
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巨大精霊の葬儀に襲撃をかけた精霊人集団。葬儀は無事、執り行われたものの、送儀師に甚大な被害が出てしまう。 そんな中、精霊人であることを隠匿していたペレナイに対して疑惑の目が向けられたことにより、ある秘密が明かされる――。 -
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送儀師たちの総本山に、黒化の精霊が強襲。その精霊を先導していたのは、探し求めていたアルピの父親であった。送儀師たちが繋ぎ続けた、世界の理が今、結実する、万感の最終巻。
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