クルドの星 下
『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』の偉才・安彦良和が、中東の火薬庫「クルディスタン」を舞台に描いた冒険活劇の初期傑作、ついに完結!
自分が族長の血を引くことを知ったジローは、クルド人のリーダーとして、デミレルと共にトルコ治安軍との戦いに身を投じていく。しかし、それを良く思わない部族のルークは、執拗にジローの命を狙うのだった。やがて、行方不明の両親がノアの方舟伝説の地、アララト山にある秘密施設に関わっていたことが解る。そこでは人類誕生へとつながる「進化の鍵」を密かに研究していた。母と逢うために、そしてすべての謎を解くために、ジローは厳寒のアララト山へと向かう──。
クルディスタンは今もなお、国際政治の狭間で翻弄され、戦禍の中にある。しかし、トルコ治安軍の弾圧にも、サダム・フセインの化学兵器にも、イスラム国のテロにも、アサド政権の空爆にも屈しないクルドの人々。その不屈の魂の淵源に触れることができる、貴重な一冊。
「この作品は複数回の改装、再刊の幸運に恵まれた。多くの人の厚意を得、中公文庫版のあとがきに書いたように、献身的なジャーナリスト氏の手でAK自動小銃を背負った美しいクルド人女性戦士の手にまで届けられたりもした。赤面の至りである」(著者あとがきより)
自分が族長の血を引くことを知ったジローは、クルド人のリーダーとして、デミレルと共にトルコ治安軍との戦いに身を投じていく。しかし、それを良く思わない部族のルークは、執拗にジローの命を狙うのだった。やがて、行方不明の両親がノアの方舟伝説の地、アララト山にある秘密施設に関わっていたことが解る。そこでは人類誕生へとつながる「進化の鍵」を密かに研究していた。母と逢うために、そしてすべての謎を解くために、ジローは厳寒のアララト山へと向かう──。
クルディスタンは今もなお、国際政治の狭間で翻弄され、戦禍の中にある。しかし、トルコ治安軍の弾圧にも、サダム・フセインの化学兵器にも、イスラム国のテロにも、アサド政権の空爆にも屈しないクルドの人々。その不屈の魂の淵源に触れることができる、貴重な一冊。
「この作品は複数回の改装、再刊の幸運に恵まれた。多くの人の厚意を得、中公文庫版のあとがきに書いたように、献身的なジャーナリスト氏の手でAK自動小銃を背負った美しいクルド人女性戦士の手にまで届けられたりもした。赤面の至りである」(著者あとがきより)
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- 巻で購入 全2巻完結
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