赫のグリモア(5)
平凡な中学生・若葉が曾祖母から相続した奇妙な形をしたペンと巨大な洋館。その洋館に幽閉されていた「あかずきん」を名乗る謎の少女を解放したことで、描いた絵を具現化する力を持ち人々を救う「書の魔導士」の役目を若葉は継承する。しかし、それをキッカケに若葉は第2次世界大戦あるいはそれよりも遥か古より続く魔女たちの戦いに巻き込まれていき──。少女達が殴って斬って撃って殺しあう新本格ダークファンタジー!!
「機構(ゲゼルシャフト)」の任務のため、そして友人・乃恵瑠のために反旗を翻した羽生財団の里へ潜入していく若葉一行。乃恵瑠の父・和総を倒し、徐々に羽生財団の闇が発覚していく。そして明らかになる、裏切った妹・詩枝瑠の「本心」とは…。新本格ダークファンタジー、ここに完結!
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スタッフおすすめレビュー
※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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平凡な中学生・若葉が曾祖母から相続した洋館で出会ったのは、「あかずきん」を名乗る謎の少女。
彼女が言うには、曾祖母は描いた絵を具現化する力を持つ「書の魔導士」だという。
若葉はその能力を受け継ぎ、魔獣「あかずきん」と共に魔女たちの戦いに巻き込まれてゆく…
凶暴で獣のような「あかずきん」ですが、文句を言いながらも若葉の危機を救ったり、敵のために動いたり、そこかしこに優しさを感じさせるシーンがあり、幼い少女という姿でありながらもカッコよさを感じます!!
そんな「あかずきん」に翻弄される若葉ですが、純粋に向き合う事で信頼関係を築こうとしており、魔導士と魔獣というバディ関係も見所です!!
1巻では魔導士による具現化能力も魔獣も多種多様である事が解りつつありましたが、「あかずきん」の真の能力は未知数で、今後が気になるところ。
こういうファンタジーマンガが読みたかった!と思える、アツい王道少年マンガ。
この躍動感は、是非アニメ化して欲しいです…!!