花咲く恋の病~幼なじみへ募る想い~ 2

幼なじみの晋也に密かに想いを寄せている幸雄は、「花息症」――初恋に起因して発症し、吐息に花の香り、花片が混じる症状――を患っていた。花息症は重症化すると心身ともに衰弱し、最悪の場合死に至る。しかし明るく優しい晋也との今の関係が崩れてしまうことを恐れ、幸雄は想いを告げられずにいた。日に日に晋也への想いは募る一方で花息症の症状は悪化し、口から溢れる大量の花片を部屋へと溜め込む日々が続く。「バレないようにしなきゃ…」と思っていたなか、幸雄が花息症だと知らない晋也が「お前の部屋に遊びに行きたい」と言い出して――?

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