フォーナが走る 3巻

生物資源局の一員として日々変異体生物との戦いを続ける「フォーナ」こと布尾七樹。
冥王高校の変異体コウモリ事件を通して知り合った小日向春日と川瀬、超能力猫「ミノー」の飼い主である芙由子と良は友人としてそんなフォーナをサポートしている。
あるクリスマスイブの夜、4人と食事に出かけたフォーナは殺人事件に遭遇。
生物資源局の上司、田所と会う事になっていたというその被害者には変異体植物の種が着いていた。
この種からある田舎で起こっていたツチノコ目撃事件に行き着いたフォーナは芙由子、良と共に現地に向かうが、それは新たな敵との戦いの幕開けだった…!!
新たな敵の正体、そして生物資源局の「N」こと能瀬調査部次長との関係…事態は混迷の度を深めて行く。

小山田いく先生の当時の単行本コメント
『昔、インドの修行僧は、道を歩く時も、アリを踏み殺さぬよう、一歩一歩注意したそうです。人間が、他の動植物を栄養として取らねば、生きていけない動物である以上、最小限の生き物を殺していくのは、しかたがないですが、ほんのちょっと、インドの僧の心を思い出して、むだに生き物の命を奪わぬようにしたいですね。』

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