狼の伝説~つげ忠男アウトロー選集4~
夜。男が一人、うらぶれた街角で雨宿りをしていた。タバコに火をつける。ふと、いつからそこに居たのか、サングラスを掛けた老人が「火、貸して貰えんかね」と声をかけてきた。無言で並び、タバコをくゆらす二人だったが、男ははたと気づいた。そのサングラスの老人は、かつてこの街で名を轟かした「特攻サブ」その人だ、ということを。胸をざわつかせる男だったが、どうしてもそのことを老人に問いただすことが出来ない。ただ、雨が闇夜を濡らすばかりで…(表題作「狼の伝説」より)哀愁に包まれながらもどこか優しい視線で、這いずり回る男たちの苛烈な生を描く、劇画の名手・つげ忠男の傑作短編集!
- 巻で購入 全5巻完結
- 話で購入 話配信はありません
※未発売の作品は購入できません
- 巻で購入 全5巻完結
- 話で購入 話配信はありません
つげ忠男アウトロー選集の関連漫画
つげ忠男アウトロー選集の関連漫画
「つげ忠男」のこれもおすすめ
「つげ忠男」のこれもおすすめ