ぶるうピーター【第4巻】
女子寮と男子寮の間にあった溝も少しづつ埋まり、お鈴の一穂に対する態度にも変化が現れてくるが…。
受験勉強に打ち込む一方、ちょっとストレスがたまり気味のお鈴。
そんな時、ヨットの先輩で寮の近くに帆船模型工房を営む久留野からスキーに誘われた一帆は息抜きにと大野とお鈴も誘う。
颯爽と滑るお鈴だが、ちょっと油断した隙に転倒。
足を痛めてしまったお鈴に一帆は自分が誘ったせいだと自分を責める。
責任を感じてお鈴の世話をする一帆だが実はお鈴は…。
その他、壱岐と唱の心の交流を描く「十日夜のワラ鉄砲」など収録。
女子寮を束ねる紅尾鈴(べにおりん)、一帆の隣部屋の十文字唱、南部希美、三郷西夜(みさとせいや)ら女子寮生と、一帆や亀、壱岐達男子寮生の交流を描いた学園ドラマ。
『すくらっぷ・ブック』に続く、小山田いく青春三部作第2弾!!
小山田いく先生の当時の単行本コメント
『動物が大好きです。
イヌやネコはもちろん、ハ虫類や水生昆虫が好きなので、変わってるね…と言われることもあるくらいなのですが……、たった二つ、苦手があります。
ガとゴキブリなのです。
下宿時代、廊下でゴキブリ君と出会ったとき、何を思ったかゴキブリ君、パッと羽をひろげてボクに向かって飛んできたのです。
そのときの恐怖! ボクは一生忘れられないでしょう。』
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蒼風高校学生寮「アルゴー寮」に入った新入生、明科一帆(あかしなかずほ)と壱岐良知(いきよしとも)が割り当てられたのは男子禁制のはずの女子寮(2号館)だった!? 直情一直線の一帆は激怒するものの、男子の入寮希望者が多く部屋の割り当て変更は行われない。 一帆の幼馴染で共に入寮した亀行道は、そんな一帆達をうらやましがるが、実は女子寮と男子寮の間には埋められない溝があったのだ。 一帆は持ち前の行動力で問題に立ち向かって行くが、そこはなかなか一筋縄ではゆかず……!? 女子寮を束ねる紅尾鈴(べにおりん)、一帆の隣部屋の十文字唱、南部希美、三郷西夜(みさとせいや)ら女子寮生と、一帆や亀、壱岐達男子寮生の交流を描いた学園ドラマ。 『すくらっぷ・ブック』に続く、小山田いく青春3部作第2弾!! 小山田いく先生の当時の単行本コメント 『中学から、五年制の工業高専に進んだボクは、16歳から20歳までを寮と下宿で暮らしました。だから「学校」というと、すぐ「寮」を連想してしまうのです。 その寮という、同世代だけの大家庭で知ったいろんなことを、いつかかいてみたいと、ずっと思っていました。……かかずにおくにはあまりに楽しい場所でしたから。』 -
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蒼風高校学生寮「アルゴー寮」に入った新入生、明科一帆(あかしなかずほ)と壱岐良知(いきよしとも)が割り当てられたのは男子禁制のはずの女子寮(2号館)だった。 女子寮と男子寮の間の埋められない溝、しかしこの溝にも一帆達の行動で少しづつ変化が…。 夏休みのある日、入寮して初めて念願の海に向かった一帆たち。 そこで偶然同じ海に来ていた西夜、唱、希美の3人組と一緒になる。 急接近する一帆と西夜。 初めての恋の行方は?? 女子寮を束ねる紅尾鈴(べにおりん)、一帆の隣部屋の十文字唱、南部希美、三郷西夜(みさとせいや)ら女子寮生と、一帆や亀、壱岐達男子寮生の交流を描いた学園ドラマ。 『すくらっぷ・ブック』に続く、小山田いく青春3部作第2弾!! 小山田いく先生の当時の単行本コメント 『「ぶるう――」は、ボクにとって不思議な作品です。2巻目が出るころになっても、落ち着いて先を見通すことができないのです。 一帆は勝手に動いてしまうし、カメはふざけてばかりだし…、何をやらかすかわからないんです…みんな。ボクまで、何が起こるかわからない航海にまきこまれたような気がします。 ――それが今、とても楽しいんですけど。』 -
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蒼風高校学生寮「アルゴー寮」に入った新入生、明科一帆(あかしなかずほ)と壱岐良知(いきよしとも)が割り当てられたのは男子禁制のはずの女子寮(2号館)だった。 女子寮と男子寮の間にある埋められない溝、しかしこの溝にも一帆達の行動で少しづつ変化が…。 夏も終わり、アルゴー寮に世代交代の時期がやって来た。 今まで寮を取りまとめてきた大野とお鈴にかわり、新たに寮長となったのは梶一(はじめ)と下川律子。 争い事が嫌いな律子は今までと異なり寮の運営に柔軟性を持たそうとするがそれが裏目に出てトラブルになってしまう。 律子の判断に従っただけで自分は悪くないと言い張る一帆を叱る梶。 一帆は梶に突っかかってゆくが全く歯が立たない。 初めての敗北にショックを受ける一帆。しかしその体験が、また彼を一つ大人にしてゆく…。 その他、「ヌク」こと温田稔と希美の淡い恋を描く「チャンス」など掲載。 女子寮を束ねる紅尾鈴(べにおりん)、一帆の隣部屋の十文字唱、南部希美、三郷西夜(みさとせいや)ら女子寮生と、一帆や亀、壱岐達男子寮生の交流を描いた学園ドラマ。 『すくらっぷ・ブック』に続く、小山田いく青春三部作第2弾!! 小山田いく先生の当時の単行本コメント 『しばらく前から、急に勉強(?)が好きになってきました――。といっても、漫画に使うための勉強ですけど。 気を休めるつもりで本を読んでいても、いつの間にか片手でメモをとっていたり、徹夜で仕事をすませた後、どういうつもりか資料整理をはじめてしまったり…。 異変の前ぶれでなければいいんですけどね。 もっとも僕にとってはこれ自体、起きてる時間は全部仕事になってしまうという、重大な異変のようですが…。』 -
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蒼風高校学生寮「アルゴー寮」に入った新入生、明科一帆(あかしなかずほ)と壱岐良知(いきよしとも)が割り当てられたのは男子禁制のはずの女子寮(2号館)だった。 女子寮と男子寮の間にあった溝も少しづつ埋まり、お鈴の一穂に対する態度にも変化が現れてくるが…。 受験勉強に打ち込む一方、ちょっとストレスがたまり気味のお鈴。 そんな時、ヨットの先輩で寮の近くに帆船模型工房を営む久留野からスキーに誘われた一帆は息抜きにと大野とお鈴も誘う。 颯爽と滑るお鈴だが、ちょっと油断した隙に転倒。 足を痛めてしまったお鈴に一帆は自分が誘ったせいだと自分を責める。 責任を感じてお鈴の世話をする一帆だが実はお鈴は…。 その他、壱岐と唱の心の交流を描く「十日夜のワラ鉄砲」など収録。 女子寮を束ねる紅尾鈴(べにおりん)、一帆の隣部屋の十文字唱、南部希美、三郷西夜(みさとせいや)ら女子寮生と、一帆や亀、壱岐達男子寮生の交流を描いた学園ドラマ。 『すくらっぷ・ブック』に続く、小山田いく青春三部作第2弾!! 小山田いく先生の当時の単行本コメント 『動物が大好きです。 イヌやネコはもちろん、ハ虫類や水生昆虫が好きなので、変わってるね…と言われることもあるくらいなのですが……、たった二つ、苦手があります。 ガとゴキブリなのです。 下宿時代、廊下でゴキブリ君と出会ったとき、何を思ったかゴキブリ君、パッと羽をひろげてボクに向かって飛んできたのです。 そのときの恐怖! ボクは一生忘れられないでしょう。』 -
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まさか・・・アネゴが・・・ 寮に伝わるジンクス『寮長を努めると国立大学に落ちる』を知りつつあえて国立大受験に挑んだアネゴこと紅尾 鈴。 しかし、彼女はジンクスを打ち破る事は出来なかった。 冷静を装うアネゴにアルゴー寮の仲間達は安堵するが一帆は感情を隠すアネゴに苛立ち、彼女に手を上げてしまう。 一帆の直情に自らの思いを爆発させたアネゴは一帆に殴り掛かってゆく・・。 本音をぶつけ合う一帆とアネゴ。 それを見守る西夜達アルゴー寮の仲間たち。 彼らの胸に去来するものは・・・。 その他、実は一帆は寮生たちに、いいように使われてる??「影の寮長」。 アネゴが旅の途中ふらりと立ち寄ったお寺は実は...「亀山寺ララバイ」など。 女子寮を束ねる紅尾鈴(べにおりん)、一帆の隣部屋の十文字唱、南部希美、三郷西夜(みさとせいや)ら女子寮生と、一帆や亀、壱岐たち男子寮生の交流を描いた学園ドラマ。 『すくらっぷ・ブック』に続く、小山田いく青春三部作第2弾!! 小山田いく先生の当時の単行本コメント 『故郷(ふるさと)小諸にもどって暮らしはじめてから、もう四年になります。当時、東京ほど遊ぶところはありませんし、もともと人ごみや狭苦しいところが嫌いなので、本当にノンキに暮らしています が…「漫画家たるもの、いろいろ遊ぶことも勉強だ!」と、オニの担当さんのキツいおしかり。もっともだ!と思いながらも、あ…やっぱり山のタヌキと遊びたい。』 -
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新しい季節を迎え、一帆たちも2年生へ進級。 新入生を迎えて活気づくアルゴー寮だが、中には元生徒会長の常盤井幹子のようになかなか大変な子も・・・。 突然の指名を受け、寮生たちの支持で寮長を引き受けることになった一帆と西夜。 ある日、いつものように寮生会室に集まって事務仕事をしていた一帆たちだったが、皆が退室したあと…亀たちが悪ふざけに使っていた道具が原因でボヤ騒ぎを起こしてしまう。 幸い被害は軽微だったものの寮の貴重な資料である寮生会史を焼失。 幹子たち寮生は一帆に責任を取って寮長を辞任するよう迫るが、一帆は断固として辞任を拒否したのであった。 それは全てを元に戻してから身を引くと言う一帆の強い責任感だった。 一帆の思いを知った幹子は協力を申し出、仲間たちは失われた記録を求めて奔走する。 果たして一帆たちは失われた記録を取り戻せるのか!? その他、寮長に専念するため、ヨット断ちする一帆の「コルキスに進路をとれ」など。 特別エッセイ漫画『航跡(ウエーキ)ひいて ぶるうピーターの素 [その1:アルゴー号と出会った日]』も追加収録した『すくらっぷ・ブック』に続く、小山田いく青春三部作第2弾!! 小山田いく先生の当時の単行本コメント 『海へのあこがれには二通りあるようです。海辺で暮らす人が、海に感じる親しみと、山に住む人が、普段見ることのできない海に惹かれる心と…。 ぼくはまぎれもなく後者なので、「ぶるうピーター」もついそんな視点で描いてしまうことが多いのです。もしぼくが、海辺で育っていたら、どんな「ぶるうピーター」ができたか…。想像するのも楽しいかもしれません。』 -
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一帆と恋人、西夜の間にできたほんのわずかのボタンの掛け違い。そのわずかのはずの掛け違いが次第に大きくなって行き…。 ある日、カメが盗撮した女子更衣室の写真を一帆の机に隠したことがきっかけで一帆と西夜がケンカ。 いつもの些細なケンカのはずだったが、互いに素直になれない二人のすれ違いはだんだん大きくなってゆく。 そんな時西夜の前に現れた泊 順(とまり じゅん)に西夜は一帆にない優しさを見る。 一方、一帆への想いを隠していたお鈴だったが、ある日、その想いを爆発させ一帆にキスをしてしまう。 動揺し女性への不信感を募らせる一帆。 そんな一帆に業を煮やしたかえでは、皆で二人がつきあい始めた海に行き、そこで二人の仲が壊れない事を証明するよう一帆に迫る。 だが、そこでは思いもかけない結末が! 女子寮を束ねる紅尾鈴(べにおりん)、一帆の隣部屋の十文字唱、南部希美、三郷西夜(みさとせいや)ら女子寮生と、一帆や亀、壱岐たち男子寮生の交流を描いた学園ドラマ。 特別読み切りエッセイ漫画「航跡(ウェーキ)ひいて」第2話も掲載。 小山田いく先生の当時の単行本コメント 『ぼくは人の顔や名前を覚えるのが大の苦手です。二・三度会った人でも、忘れている事の方が多いので、時々困ったことになります。先日も街を歩いていると、学生風の女の子が、にこっと笑って頭を下げて…はて、だれだったかな?と考えているところへ、今度は太ったおばさんと、セールスマン風の男の人がぺこり。 ―――結局その三人、誰だったのか未だにわかりません。誰か記憶術教えて。』 -
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語り、悩み、考え…西夜は泊を、一帆は鈴をそれぞれのパートナーとして選んだ。 だが同時にその過程の中で、寮長としての一帆と西夜の絆はより強いものとなっていったのであった。 夏が過ぎ、迎えた文化祭「蒼風祭」。 寮生たちは皆、力を合わせ、寮に黄金の羊毛を探す冒険船「アルゴー船」の艤装を施す。 それは、アルゴー寮が男女の垣根を越え一丸となった事を証明するものだった。 後夜祭で歌い、喜びあう寮生たち。 そんな中、一帆の元に父親から一通の手紙が届く。 そしてその手紙は寮生たちを新たな渦に巻き込んでゆく…。 いろいろな思いが交錯する中、一帆が出した結論は…!? 「出帆旗(ブルーピーター)ヨーソロー!」一帆が、お鈴が、西夜が、そして寮生たちが、今、新しい航海へと出帆する! 女子寮を束ねる紅尾鈴(べにおりん)、一帆の隣部屋の十文字唱、南部希美、三郷西夜(みさとせいや)ら女子寮生と、一帆や亀、壱岐たち男子寮生の交流を描いた学園ドラマ。 『すくらっぷ・ブック』に続く、小山田いく青春3部作第2弾最終巻!! 特別読み切りエッセイ漫画「航跡(ウェーキ)ひいて」第3話も収録! 小山田いく先生の当時の単行本コメント 『連載物の最終回を描き終えた時は半分虚脱状態に陥るのが常です(といっても、まだ二度目ですが)。あまり見られた図ではないので、今回はすぐ旅行に出てみました。初冬の十和田湖畔、奥入瀬渓流は、みごとな紅葉。何もかも忘れて歩きまわり、帰りのバスに乗ったとたん、あたり一面霧と雪に閉ざされました。旅の終わりは雪の中…でもかえってスッキリしたようです。少々寂しくても、終わりは終わりの心で迎えよう...と。』
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