CQ【第2巻】
悪霊とせめぎあう凄絶な戦いの物語の中から、生きることの悲しさと切なさを、美しいまでに恐ろしく描きあげたエンターティンメント傑作ミステリー第2巻。
CQ(シーキュー)と呼ばれる美しき悪霊払い屋・桜田桃乃は霊を感じ、見定め、それを食らうことができる。
この力は父親から受け継いだもので、小さいころからその能力を発揮していた。
しかし、彼女に近づく者、彼女を愛する者は、なぜか、「悪いこと」が起きる。
父はそんな彼女を守り続けていたが、「黒い人」がやってきて間もなく、母と子を遺して亡くなった。
父の死後、生きる力を失った母にも不幸が襲い、桃乃は一人取り残された。
以後、彼女は特別な能力を背負いながら孤独に生きていくこととなった。
12歳の時である。
悪霊たちは自在にうごめいている。
さまざまな憎しみ、恨み、情念の渦の中で、悪霊たちが数知れず立ち現れている。
また、悪霊は「この世」と「あの世」のはざまの闇の中で、闇を食いながらうごめいている。
そのうごめく姿を見定めている桃乃は、生きていることの意味に思い迷いながらも、ひたすらに、好きな人たちを守りたいと願い続けているのだ。
軽やかに楽しく、ミステリアスで、スリリングな事件の数々が描かれるが、そのエンターティンメントに徹した楽しい表現のかなたに、生きることの悲しさ、切なさが浮かび上がる、感動的な傑作連作の完結編。
CQ(シーキュー)と呼ばれる美しき悪霊払い屋・桜田桃乃は霊を感じ、見定め、それを食らうことができる。
この力は父親から受け継いだもので、小さいころからその能力を発揮していた。
しかし、彼女に近づく者、彼女を愛する者は、なぜか、「悪いこと」が起きる。
父はそんな彼女を守り続けていたが、「黒い人」がやってきて間もなく、母と子を遺して亡くなった。
父の死後、生きる力を失った母にも不幸が襲い、桃乃は一人取り残された。
以後、彼女は特別な能力を背負いながら孤独に生きていくこととなった。
12歳の時である。
悪霊たちは自在にうごめいている。
さまざまな憎しみ、恨み、情念の渦の中で、悪霊たちが数知れず立ち現れている。
また、悪霊は「この世」と「あの世」のはざまの闇の中で、闇を食いながらうごめいている。
そのうごめく姿を見定めている桃乃は、生きていることの意味に思い迷いながらも、ひたすらに、好きな人たちを守りたいと願い続けているのだ。
軽やかに楽しく、ミステリアスで、スリリングな事件の数々が描かれるが、そのエンターティンメントに徹した楽しい表現のかなたに、生きることの悲しさ、切なさが浮かび上がる、感動的な傑作連作の完結編。
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