銀牙―流れ星 銀― 第14巻
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大輔の家に子犬が誕生した。猟師の間で貴重視される虎毛の秋田犬・銀である。猟師である五兵衛の熊犬・リキは、殺人熊・赤カブトと戦い谷底へ転落、消息を絶った。復讐を誓った五兵衛は、生まれて1ヵ月もたたない銀に厳しい訓練をつけ、熊犬として鍛えあげていく。 -
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五兵衛は幼い銀に過酷な訓練を強いるが、天性の資質を持つ銀はそれに耐え、熊犬として成長していく。一方、赤カブトに父を殺された秀俊もまた復讐の念に燃え、猟犬のジョンとともに大輔たちの前に現れた。そんな中、また一人赤カブトの犠牲者が出てしまう。 -
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ジョンと山に入った銀は、赤カブトと敵対する野犬の軍団に出会う。驚いたことに、その野犬のボスは、死んだはずのリキに酷似していた! 赤カブト打倒の執念に燃えるボスに、強く心をひかれた銀は、野犬たちと行動をともにするが…。 -
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野犬の軍団に加わった銀は、大輔に別れを告げ、赤カブト打倒の同志を求める旅に出た。南下した小隊がたどり着いたのは、小隊長・ベンの故郷。ベンは、甲斐の魔犬と呼ばれる三兄弟に会おうとしていたのだ。そして、激しい気性を持つ三兄弟には、驚くべき出生の秘密が……。 -
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霞岳の首領・モスの説得にあたりたいベンたち一行。しかし、銀を憎むスナイパーと部下・ハイエナが影で罠を画策し、モスとベンの両軍を戦わせようと仕向ける。息子・ジャガーを殺されたと思い込むモスは怒り狂い、ベンたちに猛攻を仕掛ける。ついに激突してしまった両軍だったが……。 -
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犬の肉を食らう恐ろしい集団を、伊賀忍犬・赤目の部下だと誤解したベンたちは、退治を決意し伊賀の隠れ屋敷に向かった。ところが、屋敷の目の前でスミスが敵にさらわれ、銀はすぐさま後を追うものの、水攻めにあい溺れてしまう。さらに、銀たちを敵対する甲賀の使いだと思い込んだ赤目の攻撃により、ベンたちは猛毒のヒシに身体を侵されてしまった……! -
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銀を先頭に、甲賀への大反撃が始まった! 第一級の力を持つジョンも戦列に加わり、銀たちは甲賀忍犬を圧倒する。そして、銀は己の力を確かめるため、甲賀の首領・黒邪鬼に一対一の決闘を挑んだ! 銀にボスの座を譲ろうとするベンの意を汲み、赤目は静観するが……!? -
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山賊ビルとスナイパーの陰謀により、中虎と黒虎が捕らわれてしまった。単独で救出に向かった銀のもとに、ジョンや闘犬・武蔵たちが駆けつけ、ビルの手下たちをあっという間に蹴散らしていく! 不利になったスナイパーは黒虎の命を盾にし、銀たちを脅すが……。 -
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海で溺れかけたクロスの命を救ったのは、偶然にも伝説の闘犬・紅桜であった。クロスが事情を説明する中、銀があらわれ、軍団加入を賭け紅桜に一対一の決闘を申し込む。一方、北へ向かったモスの部隊は、陸奥の四天王が率いる大軍と対峙していた……。 -
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着実に仲間を増やす銀ら一行だったが、小隊長ベンが失明。新大将となった銀は、さらに同志を募るため、主力部隊を率いて四国へ渡った。ところが留守部隊を守るモスのもとに、北へ向かったテリーの小隊が全滅したとの報せが入る。その伝令をうけた銀たちも、急遽、敵地・陸奥へ向かうが…。 -
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甲斐の三兄弟、モス、赤目、武蔵、ビル、海坊主、陸奥の四天王、ベム――頼もしい仲間達が加わり、やがて、赤カブトとの決戦の日が近づいてきた。銀たちは奥羽に向かってひた走る。ジョンのグループもまた、海を渡り本州を目指していた。 -
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多くの同志を引き連れて奥羽へもどった銀たちは、リキと再会。決死隊を先頭に各部隊にわかれ、赤カブトの四つの砦に対し、一斉に攻撃を開始した。赤カブトとの一騎打ちに賭けるリキは、敵の牙城の背後から潜入を図ることに。果たして銀たちの攻撃は成功するのか!? -
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赤カブトの牙城に裏側から潜入を図ったリキは、敵の手により行動を阻まれてしまった。そのころ銀たちは、赤カブトの部下・モサに苦戦! 紅桜の捨て身の攻撃で、ようやくモサを倒したが、新たな巨熊が牙をむき襲いかかってきた! -
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壮絶な戦いの末、銀の「絶 天狼抜刀牙」が赤カブトに止めを刺した。だが、リキ、赤虎などの多くの仲間も赤カブトらの爪牙にかかり、息絶えていった。リキは死の間際、「絶 天狼抜刀牙」を二度と使ってはならないという言葉を銀に残していったが…。 -
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赤カブトを倒しひとときの平和の中、ビル、白狼、ベムらが狼たちの爪牙にかかり、クロスと子供たちが連れ去られた。銀たちはクロスたちを助け出すため、狼たちが潜む富士の樹海に踏み込んだ。明かされた狼一族の目的とは、銀の存在そのものだった…! -
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狼一族の一人・烈牙は、銀を狼の血を引く八犬士であると見込んだが、他の狼一族らは納得せず、様々な新手で銀の力を試す。銀たちの激闘が続く中、烈牙、その父風牙が奥羽軍団についた。そんな中、夢幻と呼ばれる新たな影が……。 -
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次々と魔宮の番士を倒し、霊魔将軍の前に迫った銀たちを、霊魔は天狼星八犬士と認めた。宮殿を潰そうとする皇帝ガイアの放った刺客が迫りつつあると知った霊魔は、奪われた王国奪還の悲願を銀たちに明かす。帝国の刺客を倒した銀たちは、北海道にある帝国へと迫るが…!? -
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帝国の罠にかかり、洞門へと落とされた銀たちの眼前に、真の八犬士を名乗る者達がいた。それぞれが自らの抜刀牙で相対した闘いの中、真の「絶 天狼抜刀牙」の使い手はひとりであると、かたくなに信じる風牙は、自らの命をかけて、銀を立ち上がらせる。最後の戦いが迫っていた!!
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