電波の男(ひと)よ

高校時代、アマチュア無線が唯一の楽しみだった冴えないサラリーマンの大河内寿三郎(おおこうちじゅさぶろう)は、顔も名前も知らないかつての交信仲間の女性を忘れられずにいる。そんなある日、社内の間違い電話から、彼女によく似た声を聞き…。ちょっとワケありな男女の恋を描いた恋愛傑作集。

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スタッフおすすめレビュー

※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい

西炯子の描く、一筋縄ではいかない男女の恋愛を垣間見てみませんか。

見た目にコンプレックスを持つ新任の中学校教師と、前科を持つラーメン屋のアルバイトを描いた「波の向こうに」、
趣味のアマチュア無線で交流していた女性が忘れられないサラリーマンと、会社のマドンナで白馬の王子様を探す社長秘書を描いた表題作「電波の男よ」、
恋愛を諦めている縫製工場勤務の女性と、陰のあるハイスペックサラリーマンを描いた「海の満ちる音」、
の3本を収録した恋愛短編集です。

それは燃え盛るような恋ではなく、
例えるならば、時に大きく時に小さく寄せては返し、時に凪ぐ、
波のような、ささやかだけれど確かな恋の数々。

器用に生きられない中で、傷つき傷つけながらも誰かと触れあいたいと思ってしまう。
この短編集は、そんな大人たちの恋を描きます。

日々の喧噪から一息ついて、不器用な大人の恋愛に浸ってみてはいかがでしょう。

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