なぜか笑介(しょうすけ) 14
▼第1話/慣れ▼第2話/評判▼第3話/気配り▼第4話/アイディア▼第5話/我慢▼第6話/時間▼第7話/ルーズ▼第8話/リクルーター▼第9話/仲間▼第10話/OB訪問▼第11話/会社説明会▼第12話/第一印象●登場人物/大原笑介(五井物産・食品事業部食品3課社員)、森川(五井物産・食品事業部次長)、高山時也(五井物産・食品事業部食品3課課長代理)、泉今日子(五井物産・人事部社員)、長谷伸子(五井物産・経理部社員)●あらすじ/食3の新人、広田が明暦食品との仕事を取ってきた。内容は、夏に新発売するカップ冷やし中華2000食分のアンケート調査。早速、広田は自分の学生時代のコネを駆使して調査を始めた。一方、笑介は食1の風祭課長から、五井物産が番組スポンサーとなる芸能人水泳大会の賞品を提供してくれる会社を紹介してほしいと頼まれる。そこで、室町食品の竹下取締役に相談、ビッグめんを提供してもらった。加藤は、広田の好調さとは逆に、安政食品との仕事を四星商事にさらわれてしまう。高山係長は「仕事に“慣れ”が出てきたからだ」と加藤を一喝する。ある日、広田のアンケートが回収されてきた。しかし、女性の解答は男子生徒がでっちあげていたものだとわかり、ピンチに追い込まれる広田。先方に提出するのは3日後。10代の女の子1000人のアンケートを集めるために、笑介はあるアイディアを考える…(第1話)。▼そば屋に昼食に来た食3の課員たち。高山がザルソバにすると、他のメンバーたちも同じようなものを選ぶ。だが、ただひとり笑介だけが特上うな丼定食を注文する。メンバーたちは、上司よりも高価なものを注文するのは、気配りがたりないと笑介を責める。今日子や伸子も、笑介に気配りはムリな話と半ば諦め気味。ある日、冷凍ポテトを保管している倉庫が必要なため、食3でそのポテトをさばかなければならなくなった。笑介は、あちこちの得意先に聞くがなかなか買い手が見つからない。だが、明和食品の川上社長が、そのポテトの話に好意的な態度を示してきた。社長は夕食にと特上すしを用意してくれたが、笑介はここぞ気配りとばかりに丁寧に断ってくる。だが、翌日川上社長が、人の好意を無にする気配りのない人と仕事をしたくないと、この取引を断ってくる…(第3話)。
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