夜空のすみっこで、
あの時、僕は星の形をした鍵で、消せない暗闇を閉じこめたんだ──小学校の教師である星野には、高校時代、憧れていた人がいた。同じ天文学同好会にいた、ひとつ上の須藤先輩。その先輩と再会したのは、高校卒業から11年が経った後だった。教え子の保護者として星野の前に現れた須藤は、星野に告げる。「おまえとはもう二度と会いたくなかったんだ」と……
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※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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高校時代に憧れていた先輩・須藤と11年ぶりに再会した星野。小学校教諭の星野は、クラスの問題児の父親が須藤だと知って、激しく動揺します。
学生時代、パイロットになりたいという夢を語っていた須藤。きらきらと輝いていた当時の面影はすっかり消え失せ、親しかったはずの星野に対しても冷たい態度を取ります。
互いに想い合っているのは確かなのに、突っぱねて突っぱねられて、でもどうしても諦められなくて…という2人の心の動きが切なくてもどかしくてたまりません…!
星野はメガネの地味なタイプなんですが、ふと醸し出す色気が尋常でなく(ハヤカワ先生の卓越した表現力!)、これは須藤が惑わされても仕方ないなと思わされます。
息子の翔太くんにまつわる複雑な過去や、須藤が抱える後悔などのエピソードがまた作品に深みを与えています。
暗闇に光る星のように、切ないけれどどこかあたたかい気持ちになる…そんな作品です。