四年生
島明夫(しま・あきお)と相馬芳乃(そうま・よしの)。恋人同士。彼らは大学4年生という季節を迎えた――。親・友人・将来・ふたりの関係……。考えても考えても、結論は出ない。痛く切ない青春が、ここにある。
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「告白してOK取っても初セックスしても結婚しても子供出来てもいつまでたっても終わりゃしねぇ、それこそ死ぬまで いや死んでも終わらねーかもしんねぇ深い関係をひとりの他人とつくり上げようってんだから大変なのは当たり前なんだよ」
これは作中で主人公が発するセリフです。このセリフがこの作品の主題なんじゃないかなと個人的に思っています。
就職や結婚を考える、大学四年生のリアルが描かれる漫画です。
主人公は、学業に不真面目かつフリーター志望の大学四年生、島 明夫(しま あきお)。
そんな明夫の彼女でありつつも、将来弁護士になるべく弁護士事務所への就職を考えている、真面目でしっかり者の大学四年生、相馬 芳乃(そうま よしの)。
そんな明夫と芳乃のリアルすぎる大学生活のお話です。
この漫画の良さは、限りなくリアルなことです。
夕食の献立についての何気ない会話から、喧嘩した後に同じベッドで寝る気まずい雰囲気まで、とてつもなくリアルです。
背景の描き込みからも、「1人暮らしの大学生のアパート」がリアルに伝わってきます。
現在大学四年生の人、これから大学四年生になる人、昔大 学四年生だった人、そしてリアルな大学四年生を感じたい人に読んでほしい一冊です。
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