ヒウリ【小源太編】(3)

ゲンは子ヒウリを敵襲から守り、ヒウリのもとへ返した。だが、子ヒウリを狙う霧刃(キリバ)一族襲撃で、ゲンは瀕死の重傷を負ったのだが、目の前に突然ヒウリが現われ、次に気がついたときにゲンは不思議な力を身にまとっていた。体は宙に浮き、勘は冴えわたり、狼のテツとも会話ができた。もしやヒウリの力!? だが、ゲンはまだ自分の思うように力をコントロールすることはできないでいた。大頭の紹介で、ヒウリに詳しい松宗寺の慈風道人というお坊さんを訪ねたゲンたち。どんな立派なお方かと思いきや、かなりの変わり者だった。そしてゲンたちは近くの村で自らをヒウリのつかいと名乗る怪しい輩・ヒウリ大僧上という男に出会う。村人はこの男の催眠術によりすっかりだまされていた。村でただひとり、大僧上に反発する竹蔵は、領主のつかいに捕えられて連れ去られてしまう。竹蔵の救出に向かうゲンだったが、突然ヒウリの力が宿り、その恐ろしいほどの力が暴発してしまい…!? 伝説の神獣・ヒウリを追い、その力を手に入れようとする忍者たちの戦いを描いた壮大なシリーズ冒険活劇、《小源太編》第3巻(シリーズ全8巻)!

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