包丁無宿 25

賭け料理専門の料理人・阿修羅(あしゅら)の兄弟を見かけた暮流助(くれ・りゅうすけ)。五條屋に雇われた兄弟の目的は明神屋で働く女板前と知った暮は、その後を追って元黒包丁の紅(くれない)と再会する。そして、暮と紅なら阿修羅の兄弟に勝てると考えた明神屋の主人が、店を賭けた料理勝負を受ける。しかし、暮は勝負を断り、紅が一人で勝負を……!?

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  • 包丁無宿 21

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    横手屋の親方に頼まれて、金持ちの鶴ヶ島(つるがしま)の屋敷に出向くことになった暮流助(くれ・りゅうすけ)。朝はお頭付きの鯛、夜は鶴に見立てたトリ料理と、亀に見立てたスッポン料理、縁起かつぎにこだわる鶴ヶ島のために料理を造り上げる暮だったが、鶴ヶ島が人のいい横手屋の親方を騙して、土地を取り上げたと知って……!?
  • 包丁無宿 22

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    高名な茶の湯の先生が、クラブのホステスに激怒する姿を目撃した暮流助(くれ・りゅうすけ)。翌日、その先生が暮の働く店にやってきて、出された料理にケチをつける。そこで暮は、先生をもてなす料理を造るのは自分が適任だと名乗り上げる。そして暮は、先生の取り巻きから、先生の機嫌が悪くなったら多額の賠償金を頂くと告げられるが……!?
  • 包丁無宿 23

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    屋台の不味いウナギ串を、美味いウナギ串へと造り上げた料理人・志村(しむら)。それを見ていた老舗割烹・くろ澤の主人は、大日本料理会の後ろ盾をつけた東竹亭に閉店寸前まで追い詰められていると相談する。志村は自分が親方になっても七人の板前が必要だと話し、その話を聞いていた暮流助(くれ・りゅうすけ)が加わり、元黒包丁の紅(くれない)までも参加して……!?
  • 包丁無宿 24

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    歌川繁蔵(うたがわ・しげぞう)と黒包丁ナンバー2の草加(そうか)が暗躍して、大日本料理会と黒包丁を合併させようとしていた。それを知った暮流助(くれ・りゅうすけ)は、柳瀬(やなせ)と名乗って草加の元に入り込み、何も知らない黒包丁長老・黒田(くろだ)に合併計画を教える。そして、その合併式に黒田が乗り込んでいき……!?
  • 包丁無宿 25

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    賭け料理専門の料理人・阿修羅(あしゅら)の兄弟を見かけた暮流助(くれ・りゅうすけ)。五條屋に雇われた兄弟の目的は明神屋で働く女板前と知った暮は、その後を追って元黒包丁の紅(くれない)と再会する。そして、暮と紅なら阿修羅の兄弟に勝てると考えた明神屋の主人が、店を賭けた料理勝負を受ける。しかし、暮は勝負を断り、紅が一人で勝負を……!?
  • 包丁無宿 26

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    山に籠もり、料理道を追求する料理仙人と呼ばれる男が、元庖心会の村崎(むらさき)だと知った歌川繁蔵(うたがわ・しげぞう)は、村崎を騙して暮流助(くれ・りゅうすけ)との料理勝負をやらせる。海・川・山の活き造りという三題勝負で、海は鯛の活き造り、川は鮎の活き造り、ここまでは二人とも一緒だったのだが、山の活き造りで暮が意外な料理を出して……!?
  • 包丁無宿 27

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    グリーンランドホテルの社長から、娘・姫子(ひめこ)の婿となる料理人・剣崎(けんざき)をホテルの総料理長としてハクをつけるために、料理勝負で勝たないように愚に徹してほしいと言われた暮流助(くれ・りゅうすけ)。それを承諾した暮は、剣崎との料理勝負で手際が悪く出来映えも劣る料理を造り上げるのだが、いざ審査をするとその味は……!?
  • 包丁無宿 28

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    流れの板前として渡り歩く暮流助(くれ・りゅうすけ)は、割烹・料山泊で働こうとするが、女板前の華代(はなよ)から採用試験として料理勝負を要求される。不本意ながら勝負を受けた暮は、鯛の活き造り勝負で、水中で泳ぐ鯛をそのままおろす華代の腕前に驚愕するが……!?そして勝負を終えた暮の前に、華代の姉・蝶代(ちょうよ)が!凄腕の姉妹板前に暮は……!?
  • 包丁無宿 29

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    室田屋の親方の謀略で、因縁の宿敵・歌川静児(うたがわ・せいじ)、そして大日本料理会選抜組と、三つ巴の料理勝負をすることになってしまった暮流助(くれ・りゅうすけ)。静児の父・繁蔵(しげぞう)は、暮を確実に負けさせるために審査員に賄賂を渡して、ある目印をつけた料理に投票するように仕組んでいた。しかし静児が意外な行動を……!?
  • 包丁無宿 30

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    桐の家の再開店が許されることになり、師である和木(わき)の元へ帰ってきた暮流助(くれ・りゅうすけ)。しかし歌川繁蔵(うたがわ・しげぞう)は、大日本料理会と桐の家の手打ちの宴で、桐の家再開の交換条件として、暮の料理人の資格剥奪、そして料理界からの追放を宣言する。そこへ乗り込んできた黒包丁長老・黒田(くろだ)は、歌川と和木へ料理勝負を申し込むが……!?
  • 包丁無宿 31

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    会長の座を息子の静児(せいじ)に譲り、名誉会長として大日本料理会所属店の視察を兼ねて、諸国美食漫遊の旅に出た歌川繁蔵(うたがわ・しげぞう)。所属店の丸山亭からライバル店・とみ岡の話を聞いた繁蔵は、お付きの者である助村(すけむら)と角田(かくた)をとみ岡へけしかける。そして、そこで働く暮流助(くれ・りゅうすけ)と料理勝負を……!?
  • 包丁無宿 32

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    流れの板前として渡り歩く暮流助(くれ・りゅうすけ)は、昔の板前仲間・清吉(せいきち)が連れてきた、暮の恋人・加代子(かよこ)と再会を果たす。流れ板を続けるなら、私も一緒についていくという加代子の言葉に、二人で店をやっていくことを考え始める暮だったが、飯田屋の料理人からケチをつけられて料理勝負を……!?
  • 包丁無宿 33

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    並木屋で働くことになった元黒包丁の女板前・紅(くれない)。ライバル店の丸井で働く暮流助(くれ・りゅうすけ)は、板前の健(けん)にたぶらかされた紅が、並木屋の社長に利用されていると知る。そして紅からの料理勝負を受けた暮は、自分が勝ったら紅が並木屋をやめることを約束させるが、紅は自分が勝てば暮は紅の言いなりになるという条件を出して……!?
  • 包丁無宿 34

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    黒潮屋に頼まれて、供養膳勝負を受けることになった暮流助(くれ・りゅうすけ)。それは歌川繁蔵(うたがわ・しげぞう)が仕組んだ罠であり、暮は空蝉の術を使うという男・米田(よねだ)を相手に、一人で50種類の料理を造らなければならなかった。この過酷な勝負に、さすがの暮も疲れていくが、年寄りの米田はいっこうに疲れを見せず……!?
  • 包丁無宿 35

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    大晦日に金松館で働くことになった暮流助(くれ・りゅうすけ)は、凄腕の座頭板・勝五郎(かつごろう)と再会する。そこへ特別な客としてやってきた黒包丁長老・黒田(くろだ)は、暮に年越しのめでたいそば勝負をやらせる。そば造りの経験はあまりなく、不利な状況の暮だったが、勝負に参加しなかった勝五郎が意外な助太刀を……!?
  • 包丁無宿 36

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    備前屋で働こうとする暮流助(くれ・りゅうすけ)を叩き潰すべくやってきた黒包丁一族。黒包丁は備前屋主人の協力で、暮の包丁に酢をかけて使い物にならなくするが、備前屋主人はなぜか黒包丁にも下剤を飲ませる。そして料理勝負の日、包丁が使えない暮と腹を下した黒包丁に対して、圧倒的優位な備前屋主人が勝負を挑んできた。その謀略を知った暮は、黒包丁と連合して……!?
  • 包丁無宿 37

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    旅回りの一座から飛び出して、暮流助(くれ・りゅうすけ)が働いている赤城屋に板前として入ってきた寺尾(てらお)。寺尾を一座の食事係として連れ戻そうとする座長・板東(ばんどう)が現れ、その言い様に反発する暮だったが、親方から赤城屋はつぶれる寸前だと知らされる。しかし、親方は赤城屋の存続を決めるオーナーの前で、暮と寺尾にあることをやらせて……!?
  • 包丁無宿 38

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    伊勢神宮で開催される大日本料理会の本膳祭。歌川繁蔵(うたがわ・しげぞう)はそれに乗じて暮流助(くれ・りゅうすけ)に引導を渡そうと謀略し、その息子・静児(せいじ)は暮を本膳祭に参加させるべく、暮の恋人・加代子(かよこ)を囮として連れてくる。それを知った暮は、加代子を救おうと接近するが、繁蔵に見つかり料理勝負をけしかけられる。そこへ黒包丁までも現れて……!?
  • 包丁無宿 39

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    料理勝負に勝った元黒包丁の紅(くれない)は、石元屋の老人の料理番を引き受ける。その料理番となった料理人の妙な噂を聞いた暮流助(くれ・りゅうすけ)は、紅へ忠告をするのだが、紅はまったく相手にしない。そんなある日、老人に土筆料理を造ることになった紅は、それを食べた老人からまずいと言われて、押し倒されて貞操の危機に……!?
  • 包丁無宿 40

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    市川屋に客を取られて、つぶれそうな貧乏店「にしじま」で働くことになった暮流助(くれ・りゅうすけ)。暮のおかげで「にしじま」は連日連夜の大盛況となるが、追い詰められた市川屋が料理勝負を仕掛けてくる。勝負に乗り気ではなかった暮だったが、市川屋の板前から、「にしじま」は大日本料理会所属の店で、すべては歌川繁蔵(うたがわ・しげぞう)の策略だと知らされて……!?

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