巻

破戒坊みだれ行脚

戒律なんぞ何のその。奥方や町娘をモノにしながら、淫道を突き進む旅の僧・鎮念！旗本京極家の若殿・佐一郎が、手に入れた新刀の切れ味を試したくて、町娘を斬り殺そうとする現場に居合わせた。鎮念の投げた棒で刀を取り落とすと、佐一郎は今度は強姦に及ぶ。そいつをひっ捕まえた鎮念は、佐一郎の母に脅迫状（？）を送った。話し合いの場で、彼女が淀みの原因になっていると悟り、風通しを良くしてやろうと交合してしまう。スッキリした奥方は三十両を払って佐一郎を引き取り、鎮念はその金を被害者の娘に渡して、八方丸く収めるのだった。爽快、破戒坊の女犯道中記！「鎮念、バカ息子と親心」以下「鎮念、ツクシと蛇と荒療治」「鎮念、ガキと女将と女陰拓」「鎮念、女武蔵とその病」「鎮念、淫蛇に獲り憑かれた奥方」「鎮念、毛虫とこけし」「鎮念、股ぐらに咲いた寒椿」「鎮念、ワラ人形に男根」「鎮念、挿せば命の泉涌く」「鎮念、悪代官こらしめ淫肉」「鎮念、万力オマンに危機一髪」「鎮念、辻斬り湯殿乱宴」「鎮念、淫果骨と肉孔」「鎮念、三途の川の淫導渡し」「鎮念、姉妹乱れ姿」「鎮念、柔肌しぐれ」「鎮念、百八ツ煩悩乱れ打ち」「鎮念、奥方の男漁り～罪と罰～」「鎮念、女幽霊乱交絵巻」を収録。