はだしのゲン 第8巻
戦中戦後の広島でたくましく生きる少年たちを描いた名作漫画、電子版第8巻。中学生になったゲンのまわりは、原爆のきずあとを背負って生きる者ばかりだった。ゲンは戦争を肯定する同級生・相原と衝突を繰り返すが、じつは相原は自分の命が長くないことを知り、悲観的になっていたのだった。ゲンはそんな彼を励ます。
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スタッフおすすめレビュー
※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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言わずと知れた戦争・原爆の恐ろしさを伝える世界的な名作です。
小学校の図書室や学級文庫に並んでいた記憶がある方も多いのではないでしょうか。
当時の私は小学校低学年。
初めて目にする戦争と原爆の悲惨さに衝撃を受けながらも、なぜか目が離せなかったことを鮮明に覚えています。
全身を焼かれ皮膚が垂れ下がった人たちが歩き、全身にガラスが刺さったまま助けを求める人、
防火水槽の中で重なるように亡くなった人々。
恐ろしいを飛び越えてトラウマになりそうなほどでした。
しかし、それもどこか「別の世界の出来事」として見ていたのでしょう。
大人になった今、何度読んでも心に衝撃を受けます。
原爆投下は悲劇の始まりでしかない。
原爆の恐怖、引きさかれる家族、その中でも懸命に生きる人々の姿。
小さな頃には感じ取れなかった人々の心理描写。
地獄という言葉だけでは言い表せない残酷な世界で、ゲンのたくましさとユーモアに救われるたくさんの人々。
ゲンの強さとやさしさに何度涙を流したかわかりません。
まわりに散らばった幸せの欠片を拾い上げながら、いつまでも強く強く生き てほしい。
そう願わずにはいられない作品です。
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