AKB49~恋愛禁止条例~(21)
数々の危機を乗り越え、無事『なんぱち』生放送ゴールデンSPを成功に導いたみのりたち国内全兼任組は、NMB48に別れを告げ、東京に帰還。「アイドルの神に愛された女」と評されたみのりだったが、久しぶりに訪れたAKB劇場でチームB公演を観て愕然とする。そこには圧倒的な存在感をまとい、神クラスにまで実力を高めた岡部愛(おかべ・あい)の姿が!!
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AKB48に、もしも、もしも男が入ってしまったら……?
主人公の浦山実(うらやま・みのる)は、絶賛片思いをしていた。相手は才色兼備の同級生・吉永寛子(よしなが・ひろこ)。彼女、どうやらAKB48のオーディションを受けるらしい。
寛子を応援したい気持ちが有り余った実は、女装して「浦川みのり」と名乗り、オーディションへ参加する。寛子が無事に合格し、胸をなでおろしたのも束の間、なんと自分までAKB48に合格してしまった! どうなる、浦山実! どうする、「浦川みのり」!
平成中期、一等星のごとくエンタメ界に君臨したアイドルグループ「AKB48」。
実在する前田敦子、大島優子をはじめとする神8はもちろん、AKB48のセンターめがけて努力する寛子やみのりが、まぶしくて仕方ありません。
その輝きが生み出される過程と努力を知って、絶句しました。
アイドルの卵がアイドルになる、その磨き抜かれる過程は、想像よりもはるかに苦しく激しいものであると、ひしひしと感じました。
読んでいるだけで心が熱くなる、熱帯びるスポ根アイドル物語です。