夜と明仄

「やってみるか?…抵抗したら、殺す」

捨て子の時貞(ときさだ)は陰間茶屋をおいだされ、
その後拾ってくれた鍛冶屋夫婦のもとで鍛冶職人として生活していた。

ある日、使いの途中に行き倒れの侍・夜景(やかげ)を見つける。
手当をするため家に連れ帰った時貞は、
夜景を一晩泊めることに。

深夜、目覚めた夜景は時貞の胸元に首飾りを見つける。
それは時貞が顔も知らない両親から託され、
大事に身に着けていたものだった。

しかしそのモチーフは国が禁じる宗教のもので…―。

密告しようと夜景に脅される時貞は、
義父母まで巻き込むことになると考え
口外しないで欲しいと自身の体を差し出すことに。

取引から始まった二人の関係の行く末は―――。

一匹狼の悪人×捨て子の鍛冶職人の時代劇BL!いざ開幕!

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