左利きの夜 (2)

宇野夜が碌なものを食べていないと心配して夜の家にご飯を作りに来た津田遼路。その想いに応える自信を失っている夜は弱音を吐き、遼路を突き放す。それに対してそれならなおさら自分の演技を見に来てほしいと返す遼路に心が揺れる夜―。少しずつ遼路に惹かれていく自分に葛藤する夜は、小説の新作についても方向性が定まらず苦心していた。そんな中、遼路に誘われ訪れた撮影ではラストシーンの撮影をしていた。不敵な笑みをこぼし、遼路が放った台詞は―…!?

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