精霊特捜フェアリィセイバー21 セーラー服とナース

30年以上続く上藤政樹のライフワーク「精霊特捜フェアリィセイバー」の第21巻!
1000年以上の長きにわたり、その能力を駆使して間を祓う事を生業としてきた倭守一族。
この一族の女性は強力な霊能力を持つ巫女であり、彼女たちは妖魔と人目につかぬ日常の裏で戦い続けていた。
この物語は長年続く戦いを描いた、倭守一族の女たちの戦記である…。

高校卒業後に結婚し、セイバーを引退してナースとなったさやかは、新人として入局した三ノ宮病院の霊的悪環境を改善していた。
三ノ宮病院の院長は悪霊に憑かれやすく、悪霊に憑かれるたびにさやかは強姦されていた。
さやかは過去、妖怪によって妊娠させられた時、胎児を子宮内で殺したことで生まれる前に母に殺された妖怪の子の呪いにかけられていて、妊娠することができなくなっていた。
その無念を少しでも癒すため、さやかは相手がどんな弱い悪霊でも求められれば身体を許してから、浄霊するようにしていたのだった。
さやかにかけられた呪い、それを解くためには『伴侶の生き血で乳房をすすぎ、伴侶の屍に満ちし百匹の蛆をはめ、夫の屍とまぐわい子を孕む』ことが必要だった。
しかし、自らのために夫を殺すわけにはいかないと呪いを解くことをさやかは拒んでいた。
愛する夫との日常……しかし、何年も犯され続けていたさやかにとって、夫との性生活は満足できることがなく不満を抱えていた。
その欲求不満を妖怪に犯されることで解消していたさやかは、いつしか心に闇を抱えるようになってしまい…。

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