一ノ瀬家の大罪 2
詩織の秘密を知った翼は、自分に相談しろと言って彼女と喧嘩になってしまう。翔の助言で背中を押された翼は、詩織を捜して夜の街へと駆け出すのだった! その後、翔が申し込んだ社員旅行に全員で参加する事になった一ノ瀬家を待ち受けていたのは――!?
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目が覚めたら病院にいた主人公は、自分の事も家族のことも一切覚えていませんでした。
ですがそれは、彼の目覚めを待っていた家族であるはずの5人も同様で…。
なんと、家族旅行の途中事故にあった影響で、
父・翔(かける)
母・美奈子(みなこ)
祖父・耕三(こうぞう)
祖母・幸恵(さちえ)
兄・翼(つばさ)※主人公
妹・詩織(しおり)
の一ノ瀬家6人全員が記憶喪失に。
記憶を取り戻すべく架空の思い出トークをしたり必死に家族ごっこをする内、記憶がなくても家族としてやっていける気になりますが、いざ家に帰ってみるとそこには思いもしない現実が待ち構えていたのです。
描くのは『タコピーの原罪』で一世を風靡したタイザン5先生。
今作も最初から不穏だらけの展開です。
不穏さを描かせたらタイザン5先生の右に出るものはいないのではないでしょうか。
まず注目していただきたい不穏シーンは、病院を退院し家に戻る際のキラキラした希望にあふれるコマから一転、現実を思い知らされる展開。絵の表現による不穏さが凄いです。
なんとなく嫌な予感があったにも関わらず、ページをめくった瞬間「あぁ …」という絶望的なため息が出ました。
次に注目の不穏シーンは、記憶のないまま翼が復学し同級生から温かく迎えられた…と思いきや実はいじめられていたことが発覚するシーン。
正直、こんなに平和な展開は続かないと思っていました。
思ってはいましたが、それでもなお予想の上を越えてくるのがタイザン5先生。
読んでいる側は感情が上がったり下がったり、ジェットコースター状態です。
そんなハードな状況にも関わらずキラキラと目を輝かせ、常に前向きで明るい翼に底知れぬ闇を感じずにはいられません…。
ただその明るさのおかげで物語が救われているのも間違いないのです。
翼ひとりでも衝撃の事実が次々明かされていきますが、他の家族も同様にワケアリな様子。
この家族は一体どんな問題を内包していたのか…不安が募ります。
家族が記憶を取り戻したら一体どんな事実が明らかになるのか!?
家族が記憶を失うキッカケとなった事故も…もしかして…。
不穏が渦巻く物語、心して読んでください。
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