ハロー・マイ・ホーム 第7話【単話版】
「かっ……変わりたいんです。楽しい理由で出会えたわけじゃないけれど――いつかちゃんと、幸せだねって。不幸なんかじゃないからねって」
たまをの決意に、空くんのママは――。
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柏木たまを(27歳)は、いわゆる「喪女」。 子供のころ両親を亡くし、親戚に心無い言葉を投げられて以来、喋るのが苦手になってしまった。そんなたまをはある日、自分と同じような境遇の少年・海くんと出会う。 たまをは海くんに昔の自分を重ね、海くんを引き取ることに――。 -
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海くんと一緒に暮らすにあたって、たまをは海くんとお買い物へ行くことに。 まずは洋服を探すけれど、なかなか海くんの好みにたどり着かないようで――? -
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お買い物から帰り、夕飯を食べたふたり。 そして海くんがお風呂に入っているとき、海くんのランドセルから1枚の写真が落ちてきて――? -
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たまをが家に帰ると、海くんがいない!? まさか……早くも家出!? 焦るたまをのもとにやってきたのは、お隣の五十嵐さんで……? -
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空くんのママに「お友達になりたい」と告げるたまを。 「かっ……変わりたいんです。楽しい理由で出会えたわけじゃないけれど――いつかちゃんと、幸せだねって。不幸なんかじゃないからねって」 たまをの決意に、空くんのママは――。 -
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ベテラン漫画家の担当になったたまを。 ちゃんと話さなきゃ、と思えば思うほど 頑張ろうと思った決意は、しなしなと萎んでいく。 『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい――…』 そんな時、海の声を思い出したたまをは――。 -
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海くんのことをもっとよく知るために、たまをと海くんは公園へ向かった。 そこは海くんの『幸せだったころの時間』が詰まった思い出の場所――。 -
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海くんの両親の死について打ち明けられたたまを。一人では抱えられない複雑な想いを、仕事から帰宅した橘心に打ち明ける――。 -
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「僕の両親は海で死んだんだ。」 橘海から明かされた衝撃の事実に、たまをは彼の名前を呼べなくなった。それでも向き合わねばならない…、一緒に歩いていくと決めたから。勇気を振り絞り聞いた彼の想いには、悲しい記憶と、優しい今が混ざり合っていた――。 -
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海くんのおうちに家庭訪問したはずが、五十嵐家で晩御飯をいただくことになった担任の山田先生は困惑していた。 そこへ帰宅した、海くんの現在の保護者であるたまを。彼女の声に、しぐさに、どこか懐かしさを覚えるのはどうしてだろう…? -
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花VS空。少女の淡い恋心が火種となって始まった、海をめぐる絶対に負けられない戦い。 何をやっても『ごめん』で済むのなら、心は傷ついたりしない。 正論をぶつける花と後悔に顔をゆがめる空。海が提示する仲直りの方法は――? -
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たまをが担当している漫画家の作品に興味を示した海。 漫画を夢中で読む海の姿に、たまをの心にはいつの間にか不安よりもやる気が膨れ上がっていく。 -
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企画会議当日。怯む心を鼓舞したまをは、海くんのため、宮下先生のため、プレゼンに臨む。 人を変えることは容易ではない。しかし、自分を変えたいと懸命に踏み出したたまをの一歩は、周りにも伝播していき……。 -
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宮下先生の家に飾れていた橘一家の写真から、宮下先生と海くんのつながりを知ったたまを。 一方、宮下先生は親友の在りし日の記憶を思い出す――。 -
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漫画家の宮下先生がたまをと海が暮らす家にやってきた。突然の訪問に困惑するたまをは 宮下先生のある提案を聞き、大きく動揺する。しかし、その場にいた海は、静かにその提案を受け入れた――。 -
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海くんが自分の名前の由来でもある海という場所を「好きではない」という事実をたまをから聞かされた宮下は動揺する。 そんな宮下から告げられる真実。 「柏木さん、海くんの両親は、海で亡くなってなんか――」 -
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『両親は海で死んだ』そう思い込んでいた海くんは、たまをと宮下先生の会話を聞き、真実を知る。 真実を知った二人の行く先に待つものは――? -
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悪意から漏れ出した言葉に蝕まれ続けていた橘海。海の心の枷を外し、海の笑顔を取り戻したい。 決意した柏木たまをの声は震えることなく響き渡る。天にいる海の両親に、そして、海底に沈む海の心へ届くほどに――。
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