ブスなんて言わないで(2)
これは復讐劇ではない。「世界を変えよう」とする物語。
反ルッキズム×シスターフッドの話題作、待望の第2巻!
<あらすじ>
「ブス」と言われ、学生時代にいじめられていた知子。大人になった彼女は、自分をいじめていた「美人」の同級生・梨花が社会的に成功していることを知り、怒りに震える。知子は梨花への復讐を決意するが……梨花には知子とは違う「世界」が映っていた――。
「『ブス』なんていない」は本当なの?
「自分を好きになろう」と言われると、心の奥がズシンと重くなるのはなんでだろう…。
「多様性」を謳うミスコン――
美醜の問題を、これでもかと描ききる!
登場人物たちの心が、叫びが、突き刺さる。
反響続々!
・Amazon「女性問題」部門第1位
・「王様のブランチ」(TBS)で紹介
反ルッキズム×シスターフッドの話題作、待望の第2巻!
<あらすじ>
「ブス」と言われ、学生時代にいじめられていた知子。大人になった彼女は、自分をいじめていた「美人」の同級生・梨花が社会的に成功していることを知り、怒りに震える。知子は梨花への復讐を決意するが……梨花には知子とは違う「世界」が映っていた――。
「『ブス』なんていない」は本当なの?
「自分を好きになろう」と言われると、心の奥がズシンと重くなるのはなんでだろう…。
「多様性」を謳うミスコン――
美醜の問題を、これでもかと描ききる!
登場人物たちの心が、叫びが、突き刺さる。
反響続々!
・Amazon「女性問題」部門第1位
・「王様のブランチ」(TBS)で紹介
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- 巻で購入 4巻配信中
- 話で購入 話配信はありません
※未発売の作品は購入できません
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スタッフおすすめレビュー
※ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい
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「とあるアラ子」のこれもおすすめ
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「ブス」と言われ、学生時代にいじめられていた山井 知子(やまい ともこ)。
大人になった彼女は、自分をいじめていた“美人”の同級生・白根 梨花(しらね りか)が美容家として成功し「反ルッキズム」の活動をしていることを知り、怒りに震えます。
納得がいかない知子は、梨花への復讐を決意しますが…。
「ルッキズム」という言葉をご存知でしょうか。
容姿の美醜によって人物の価値をはかるような外見至上主義を表す言葉です。
近年、ルッキズム的な発言や価値観が問題視されるケースが多くなりました。
この物語の主人公・知子はそんなルッキズムにがんじがらめに縛られて身動きが取れなくなっているように感じられます。
作中、知子が梨花に対して言った
「どうしてブスが…差別されている側の人間が変わらなくちゃいけないんだよ!」
という叫びは、ルッキズムだけでなく、ありとあらゆる差別について言えることではないでしょうか。
しかし、知子の主張はそれだけでは留まりません。
「美人にルッキズムのなにがわかるっていうんだよ」
ルッキズムを否定したい知子ですが、そんな彼女もまた美人に対してルッキ ズム思考がはたらいていたのです。
学生時代の梨花はその美しさ故に男子から言い寄られ、男子をとりまく女子からは反感を買うことが多々ありました。
美人というだけで中身は関係なく判断されることに嫌気がさし、高3で自分を変化させた彼女でしたが、知子と出会ったのはそんな時でした。
見た目で判断されることの辛さを知っている梨花だからこそ、周りから何と言われようが堂々としている知子の強さに憧れていたのですが、知子は梨花のことをいじめの首謀者と敵視していたのです。
それは美人である梨花への偏見から生じる思い違いでした…。
知子からすれば容姿に恵まれ人生イージーモードのように思える美人の梨花もまた、ルッキズムの地獄を味わっていたのです。
ルッキズムによって傷つけられたハズの知子がルッキズムによって梨花を傷つけるという、なんとも皮肉な構造になっています。
描くのは『わたしはあの子と絶対ちがうの』のとあるアラ子先生。
『わたしはあの子と絶対ちがうの』ではアイデンティティについてリアルに描かれていました。
とあるアラ子先生はとても身近な、誰しもがモヤっと思ったことがあることをそのまま描かれるのですが、多角的な視点で描いているところが凄い!
今作もルッキズムというテーマですが説教臭さはなく、こっちから見ればこうだけど反対側から見ると違う…ということに気付かせてくれます。
梨花と知子がお互いにどう変化していくのかも気になりますが、彼女達をとりまくキャラクター達にも注目です!
身長が低いことに悩む小坂や元女芸人の山本、プラスサイズモデルの奈緒美など、様々な悩みを抱えた人物が登場します。
どのキャラクターも「その気持ちわかる!!」と感じられる部分があるのではないでしょうか。
ルッキズムとはなにか?ということや、そこに根深くある問題、悩む人たちが悩まずにすむにはどうしたら良いのかを鋭く描いた本作。
この作品を読んで「ルッキズム」について考えるキッカケにしてはいかがでしょうか。
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