死にたい薫りが蜜の味

“12月から3月は死の季節だそうです”死体保管所で働くデズは、対応した患者の葬儀でセオドアと出会う。恭しい雰囲気で部下を従える彼は、街一帯を取り仕切る“実業家”なんだとか…。しかしセオドアの只者ならぬ雰囲気とは別の、ある者にしかわからない予感がデズの視線を釘付けにしていた。そうして数日後、デズが禁忌の趣味に耽っている最中、訳ありの死体が運び込まれる。カバーを開けるとそこにはセオドアの姿があり、思わずキスをした瞬間―――。葬儀で出会った医師と街一番の実業家。禁忌に魅せられた同士が、耽溺の果てに向かう先は…

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