魔降ル夜ノ凛(ゲームブック)
最終話 魔降ル夜ノ凛
警官を持ち上げているのは、異形としか呼べないもの。テレビとかでしか見たことがない、ハイエナが二本足で立っているような化け物。秋斗はなにが起こっているのか混乱する。言葉が出ない。逃げ出すこともできない。本当に殺されるしかない。そんなとき、一階ががらんどうになっているビルの中に涼やかな声が響いた。「見つけた」化け物達の前に最近転校してきた狼谷凜が立ちはだかる。凜に助けられた秋斗だったが、「妖魔ウィルス」に感染し妖魔になってしまうはずだった。が、幸運なことに秋斗は人間のまま妖魔にもなれる覚醒者という存在の資質があった。一週間妖魔化を耐えることができれば覚醒者となる。耐えられなければ妖魔になってしまう状況。特に男の場合は性欲が暴走して妖魔化してしまうらしい。これを防ぐには、増大する性欲を解消するしかなかった。凜は巻き込んだ責任を感じて秋斗と同棲を始める。初めは秋斗が妖魔になればすぐに命を奪うべく監視の目的でいたが、次第に秋斗に惹かれていき……。果たして、二人はセックス三昧の日々を送りながら一週間持ち堪えることができるか!?秋斗は凜をエッチで口説き落とせるか!?
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