結んで放して

放して巡って(3)

完結
「同人イベントのあと、“あの”喫茶店のテーブルには、漫画を描く人が4人いた!」時を経て、漫画を描き続けているのは、プロの漫画家となった千畝ただひとり…。心の中でくすぶり続ける、同人時代の憧憬、情熱、そこにあった原点。そんなある日、もう描かなくなった憧れの人と街中で出逢う。同人誌の世界を舞台に、人生の岐路に立つ女性たちの気持ちが、優しく切なく静かに沁み渡る、表題作「結んで放して」を含む、珠玉の短編集。

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