誰が殺したの?それは僕と僕が言った

上代誠、25歳。「自分が選ぶとよくないことが起きる」と主張し、あらゆる選択を避けてきた。そんな誠に突然送られてきた謎のメール。「選択せよ。さもなくば君の世界は終息する」『選択』してしまった誠が見たものは古い木造校舎の小学校、そして自分と同じ顔の青年2人…。1人は若きIT社長、1人は愛妻家の専業主夫、2人ともある事件によって人生が分岐し生じた並行世界の誠自身だった。遠い過去に置き去りにされた「事件」の真相、そして自分自身。誰があの子を殺したのか、誰が自分を殺したのか、そしてそこから救われるには…?

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