童貞膜少年

喪失の刻(3)

名家・神宮寺家には稀に『童貞膜』を有する特異体質の男児が誕生する。その体質の子供は生殖能力が低く、跡継ぎとしてではなく、有力者への貢ぎ物として育てられる。政治力・経済力を持つ変態たちに童貞膜体質者を提供するコトで、神宮司家は現在の地位を確立していったのだ――。童貞膜を持つ次男・透は幼い頃より屋敷に幽閉され、外部との接触を遮断されて育っていた。学校にも通わず、ただ性玩具としての価値を高めるために…。そんな透の存在に気がついた庭師見習いの凌牙。好奇心旺盛な彼は、透の部屋にベランダから進入し強引に友達となる。打ち解けた透は、自らの体質・科せられた使命を凌牙に告白。そして「知らない男に犯されるくらいなら凌牙に童貞膜を破ってほしい」と、その胸の内を打ち明ける…。ちょっぴり不思議でかな~りHな描き下ろし作品を大ボリュームでお届け!

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