怪談——それは夜の巷に潜む、報われぬモノの物語。不浄の魂を浄化する異能の怪談作家と、その弟子による怪異譚スタート!
地方から大学受験のために上京した鳥居狭は、予備校を辞め、アルバイトをしながらネットカフェを点々としていた。夜勤明けに公園で寝ていた彼は、悪夢を見る。昏い湖、水面に浮かぶ女の水死体、それを湖沿いの道路から見つめる自分、水のしたたる音……。そして、背後に何者かの気配を感じた刹那、自らを呼ぶ声で覚醒すると、目の前には、母の形見の木製人形「おしら様」が鎮座していた。母方の実家で「家の守り神」とされているおしら様は、狭が悪夢を見ると、必ずしまっていたはずなのに目の前に現れる。そして悪いことにその悪夢は、この後、彼の身に起こることを暗示する予知夢でもあった。
公園を後にし、さらなる睡眠と食べ物を求めて「寄席」に立ち寄る狭。弁当を食い、うとうとしていると、舞台ではベテラン噺家の「怪談」が披露されていた。昏い湖の水面に浮かぶ女の話——。狭が「あの夢の……」と気付いた刹那、水が滴る音が聞こえ、背後から女の幽霊が現れる。幽霊は狭を凝視すると「○○さんじゃない」と言い残し消えていった。幽霊が出現する「本物の怪談」を語った普光院透里を追いかけ、「弟子にしてください」と告げる狭。丁重に断られたものの、透里から件の怪談の「ゴーストライター」と紹介された石神井包が訊ねてきた。
「鳥居くん、君幽霊見えるでしょう?」。ゴーストライター・石神井包とその弟子・鳥居狭による怪異解放の物語が始まる!
地方から大学受験のために上京した鳥居狭は、予備校を辞め、アルバイトをしながらネットカフェを点々としていた。夜勤明けに公園で寝ていた彼は、悪夢を見る。昏い湖、水面に浮かぶ女の水死体、それを湖沿いの道路から見つめる自分、水のしたたる音……。そして、背後に何者かの気配を感じた刹那、自らを呼ぶ声で覚醒すると、目の前には、母の形見の木製人形「おしら様」が鎮座していた。母方の実家で「家の守り神」とされているおしら様は、狭が悪夢を見ると、必ずしまっていたはずなのに目の前に現れる。そして悪いことにその悪夢は、この後、彼の身に起こることを暗示する予知夢でもあった。
公園を後にし、さらなる睡眠と食べ物を求めて「寄席」に立ち寄る狭。弁当を食い、うとうとしていると、舞台ではベテラン噺家の「怪談」が披露されていた。昏い湖の水面に浮かぶ女の話——。狭が「あの夢の……」と気付いた刹那、水が滴る音が聞こえ、背後から女の幽霊が現れる。幽霊は狭を凝視すると「○○さんじゃない」と言い残し消えていった。幽霊が出現する「本物の怪談」を語った普光院透里を追いかけ、「弟子にしてください」と告げる狭。丁重に断られたものの、透里から件の怪談の「ゴーストライター」と紹介された石神井包が訊ねてきた。
「鳥居くん、君幽霊見えるでしょう?」。ゴーストライター・石神井包とその弟子・鳥居狭による怪異解放の物語が始まる!
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- 巻で購入 全50巻完結
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甕沼に浮上した亀の背に乗るべく、水に足を踏み入れた狭(はざま)。 その行く手を風祭(かざまつり)を阻む。「甕沼の主の背に乗っても現世には帰れない」と告げる風祭。「この常世の国のどこかに、現世に最も近い、場所があるはず」と言う石神井(しゃくじい)に対し、何かに気付いた狭。 そんな中、四度狭はあの女の白昼夢を見る……。
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ついに目の前に現れた亀比売に魅入られる狭(はざま)。 そのとき、石神井(しゃくじい)は自らの左肩に巣くう「天人の白狐」を放ち、亀比売の真実の姿を暴く。 現世の甕沼トンネルで見た風祭同様、骸骨となり崩れた亀比売と、風祭を常世の国に残し、石神井は狭が「おしら様」の声が聞いた、とある場所から暗闇の奈落に身を投じ……。
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ひとり甕沼の主の元に残り、神隠しの四つ身を纏った童女の行方を聞いた石神井(しゃくじい)が合流し、常世の国で狭(はざま)が「おしら様」の声を聞いた「稚蚕室」の闇に身を投じた刹那、狭の脳裏をとある夢が支配する。 それは、かつてこの国のどこにでもあった、農村で理不尽に虐げられる、女性の最期の夜の物語だった。
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狭(はざま)が見た夢は現実になる……。そしてまた、それは現実だった事象なのかもしれない。 枯れた沼があった場所……。亀比売……かつて須永久子(すなが ひさこ)だった女の最期の夜の記憶とともに、深い闇に沈んでいった狭と石神井(しゃくじい)は、彼らが甕沼トンネルに向かってから二週間後の現世に帰って来ていたーー。
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現世に帰った夜、若桜文(わかさ ふみ)が手配していたホテルに滞在していた狭(はざま)は、久し振りの風呂で羽根を伸ばしていた。なぜかイライラしている文と、フロントで何やら女将と話し込んでいる石神井(しゃくじい)。 そして、石神井は、今やどこだったのかも分からない地図から消えた枯れた甕沼に向かう。
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甕沼隧道において常世の国、即ちあの世への怪異体験をした、ゴーストライターの弟子・鳥居狭(とりい はざま)は、ふたたび、日常に戻り警備員のバイトおわりに、師匠の石神井包(しゃくじい くるむ)から呼び出しメッセージを受けとる。 一方、都内の某私立小中一貫校に初老の夫婦が現れ……。 四度、怪談は現れ……進化する。
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警備員のアルバイトで夜間道路工事の交差点での歩行者誘導中、フードを被った女から何かを囁かれた狭(はざま)。 その仕事終わりの朝、師匠の石神井(しゃくじい)から呼び出されたのは、警視庁本庁舎だった。 とある人物を訪ねるように言われた狭だったが、なぜか警備の警官たちに囲まれ……。
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狭(はざま)が訊ねた警視庁の漆師(うるし)は、「もののけ」に関わる事案を扱う「環境・その他安全対策室」の課長だった。 そして、石神井(しゃくじい)と合流して参加した会議室では、都内の某私立小中一貫校を訪れた初老の夫婦が自殺した「日波人形 No.2 連続自殺教唆事件」の捜査会議が行われていた。
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関わった人間が不審な死を遂げるという「日波人形 No.2 連続自殺教唆事件」の捜査本部に外部コンサルとして携わる石神井(しゃくじい)と巻き込まれた狭(はざま)。 捜査会議から狭が知ったのはその恐るべき致死率だった。 No.2が最後に持ち込まれたであろうマンションで死と隣り合わせの捜査が始まり……。
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マンション、グラスランド・ウエストにて、生活安全特別捜査隊によって「日波人形 No.2 連続自殺教唆事件」の生死を賭けた捜査が始まった頃、外部コンサルの石神井(しゃくじい)は狭(はざま)と捜査員の犬伏を伴い、中央高速を山梨方面に車を走らせていた。 事件の鍵を握るものに会うために……。
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生活安全特別捜査隊が「日波人形 No.2 連続自殺教唆事件」の大規模な捜査を始めた頃、石神井(しゃくじい)と狭(はざま)は捜査員の犬伏を伴い、もうひとつの「日波人形」に会うために人里離れた山中にある瀟洒な洋館の前にいた。 人見人形館の主・カネに促され、喫茶室に通された一同だったが……。
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「日波人形 No.2 連続自殺教唆事件」の大規模な捜査が行われる最中、もうひとつの「日波人形」に会うために石神井(しゃくじい)と狭(はざま)は捜査員の犬伏を伴い、人里離れた山中にある「人見人形館」に来ていた。 「日波人形 No.1」に会うべく地下室に向かった一行の前に鎧武者が現れ……。
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人見人形館館主のカネに促され、地下へと向かう石神井(しゃくじい)と狭(はざま)。 地下室には白いシーツを被された無数の人形ケースが保管されていた。 三人が足を踏み入れた刹那、ラップ音が響き、やがてそれは騒々しく爪でガラスを掻く音や動物の鳴き声へ変わる!? そしてその奥には小さな棺が……。
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人見人形館で「日波人形 No.1」と対面した石神井(しゃくじい)の脳裏に行方不明になった妹の記憶が蘇る。 カネからその話を聞いた狭(はざま)は石神井の弱みと、その目的に気付く。 一方マンション、グラスランド・ウエストでは聞き込みが進んでいた。帰りの車中、田賀根から一報が入り……。
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人見人形館からの帰路、渋滞に巻き込まれていた石神井(しゃくじい)と狭(はざま)たち。 田賀根(たがね)からの電話は捜査に進捗があり、捜査員が参考人の自宅に向かうというものだった。 「No.2がどれくらいの呪いを纏っているかわからない」なか、扶川(ふかわ)家に向かう捜査員たちだったが……
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事故渋滞の中央高速で強引に車から降りた石神井(しゃくじい)と狭(はざま)は、公共交通機関を乗り継ぎ、マンション、グラスランド・ウエストへと向かっていた。 東京東部のとある駅に車で乗りつけた田賀根(たがね)と落ち合うふたり。 一方マンションでは、捜査員たちが扶川家に突入し……。
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薄暮のマンション、グラスランド・ウエストで扶川邸に突入した捜査員たちが目にしたのは、間仕切り用の梁にロープをくくり、首を吊っている扶川紗和と、介護用ベッドに横たわり絶命している晴雄の姿だった。 その頃“もののけポリス”課長代理の漆師(うるし)の姿は管轄所轄にあり……。
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黄昏のマンション、グラスランド・ウエストに到着した石神井(しゃくじい)と狭(はざま)。 すでに起きつつある変事を前に、田賀根(たがね)は全捜査員の撤収と、石神井に事態を一任する決定を下す。 一方、住人たちは続々と帰宅しつつあった。夜の帳とともに、暗がりから現れたのは……。
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日が落ちたマンション、グラスランド・ウエスト。 扶川家で起きた不審死の捜査でマンション内にいた、所轄の捜査員たちが無線で帰投を命じられた直後、「呪い」は人形の形で現れた。裏口を警備していた警官、中層階にいた刑事たちが次々と急襲される最中、石神井(しゃくじい)と狭(はざま)は階段を2階に向かう……。
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マンション、グラスランド・ウエストの階段を駆け上がる石神井(しゃくじい)と狭(はざま)。 その時、踊り場から飛び出したNo.2が中華包丁を振りかざし、田賀根(たがね)を急襲する。 刃をすんでの所で躱し、一本背負いでNo.2を階下へと叩き落とす田賀根。 一報中層階では所轄の警官がNo.2と遭遇し……。
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ゴーストライターとその弟子【タテヨミ】
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奥瀬サキ
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長谷川光司
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