抱きしめたい

#11

完結
黒木花也(かや)は20歳。ストリッパーの母と2人暮らしの彼女は、生きる喜びも感動も知らずに生きてきた。ある日、母が警察の世話になったせいで勤めていた会社をクビになった花也。むしゃくしゃしていた彼女は、道ばたに置いてあったダンボールを蹴飛ばしてしまう。だが、その中には、芝居をしている青年・夏目雅夫が1週間かけてつくった紙吹雪が入っていた。雪の積もった白い街に舞う紙吹雪に、感動を覚える花也。翌日、新しい仕事を探す彼女に、夏目は芝居の手伝いをしないかと言ってきた。お金に釣られてついていった花也の前には、彼女が今まで会ったことのなかった暖かい人たちがいて…!? 

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