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壇ダリア / 時任奏 / エトワール編集部

巻 132～165 pt

「耐えていればいつか報われるなんて、そんな希望、最初からなかった」 幼少の頃に狐を助けたことから、狐の妖になつかれた娘・かや。しかしそれは、かやのほかには誰にも見えないことから、家族や村人に気味悪がられていた。 干ばつで不作が続くある日、かやの住む村では、土地神・稲荷明神へ祈る雨乞いの儀式を決行することに。村の厄介払いとして生贄に選ばれたかや、燃え盛る火の中に入るよう、うながされたその時、狐妖が呼んだのは……？ 私のことを誰も知らない場所で――。 虐げられながらも密かに幸せを夢見ながら耐え忍ぶ娘を、土地神狐の深い愛が神隠す物語。

原秀則

巻 759 pt

天野光一は横多中学時代、野球部のエースとして活躍し、中国地区優勝という輝かしい実績を持っていた。そして数々の強豪校から誘いを受けるが、それらを全て断って、野球部のない横多町立霞高校への入学を決める。それは、幼い日の固い約束を実現させるための行動だった。しかし「野球部員募集」の貼り紙を掲げたとたん、教師たちの強い反発に出会う。霞高校にもかつて野球部は存在し、数年前には好投手・三雲氷介を擁し、甲子園予選準決勝にまで駒を進めるほどだった。ところが決勝前夜、氷介の恋人で野球部のマネージャーでもある沙川雪が、同じ野球部員から暴行を受ける。それを助けようとした氷介は、相手に重傷を負わせ、そのため野球部は出場を辞退、さらには廃部にまで追い込まれしまったのだ。二人とは幼なじみだった光一は、彼らを兄、姉のように慕い、事件の現場にも居合わせながら何もできなかった償いの意味も込めて霞高校に入学、野球部再建を誓ったのだった。

河原和音

巻 543 pt

【雑誌掲載時の著者カラー原画を収録したリマスター版!】小学生の頃テレビで観た光景に、つばさは心を奪われた。それは甲子園のアルプススタンドで、熱い声援を送るブラスバンドの姿だった。いつか私もあの場所に――。憧れと希望を胸に入学したブラバンの名門・白翔高校。だが、つばさはブラバン初心者！　同級生の野球部員・山田くんの励ましを支えに、いま小さな一歩を踏み出す――。

青空あかな / WAKANA KURAGUCHI / pallet / アイラボ / こなせ

巻 0～88 pt

「また昔みたいに、一緒に旅でもするか？」 孤児出身ながらも研鑽を積み、『賢者』と呼ばれるまでになったロジェのもとに、愛弟子のリリアントが突然訪ねてきた。 「ロジェ師匠・・・私・・・追放されてしまいました」 隣国の宮廷魔導師に就いたものの、ブラックな労働環境や陰湿な人間関係に疲弊したうえに、理由も告げられずクビにされてしまったリリアント。 そんな憔悴した彼女の心を癒そうと、ロジェは傷心旅行へと誘う。 「先生ともう一度、旅がしたいです。あの輝かしい日々をもう一度・・・!!」 そうして始まった、かつて一緒に旅した道を辿るスローライフな旅・・・のはずが、実力が規格外過ぎる二人は各地で伝説を残していくことに・・・

青空あかな / WAKANA KURAGUCHI / pallet / アイラボ / こなせ / booklistaSTUDIO

巻 0～181 pt

「また昔みたいに、一緒に旅でもするか？」 孤児出身ながらも研鑽を積み、『賢者』と呼ばれるまでになったロジェのもとに、愛弟子のリリアントが突然訪ねてきた。 「ロジェ師匠・・・私・・・追放されてしまいました」 隣国の宮廷魔導師に就いたものの、ブラックな労働環境や陰湿な人間関係に疲弊したうえに、理由も告げられずクビにされてしまったリリアント。 そんな憔悴した彼女の心を癒そうと、ロジェは傷心旅行へと誘う。 「先生ともう一度、旅がしたいです。あの輝かしい日々をもう一度・・・!!」 そうして始まった、かつて一緒に旅した道を辿るスローライフな旅・・・のはずが、実力が規格外過ぎる二人は各地で伝説を残していくことに・・・

青空あかな / 七福あくび / 黒裄

巻 165～209 pt

「メルフィー・ランバートにお任せあれ！」 子どもの頃から家族に虐げられ、「飯炊き令嬢」として料理をさせられてきたメルフィー。 ある日突然、婚約者のシャローから婚約破棄される。しかも新婚約者はなんとメルフィーの義妹、アバリチアだった…！　 家を追い出されたメルフィーは、「冷酷公爵」ルークの元でシェフとして働くことになる。 しかし通された食糧庫では食材が床に散乱し、使い物にならない状態だった…！ 絶対に夕食を出さなければ、もう居場所がない…。 メルフィーが限られた食材で作った料理とはーー？ 「心まで氷の魔術師」と呼ばれるルークを、メルフィーのとっておきの料理が変えていく！ お料理上手なヒロインと、冷たいけどグルメな公爵が繰り広げるデリシャス・ファンタジー！

戸木瀬シュウ / 青空あかな

巻 0～165 pt

「ああ、これで……やっと呪いが解ける―――！」 剣聖の父、賢者の母の元で鍛錬を積み重ねて最強の力を持っていたアスカ。 しかし、彼は魔王の部下にかけられた呪いのせいで本当の実力を発揮できず、仲間のサポーター役に徹していた。 冒険の中でやっと呪いが解けた彼だが、パーティーメンバーから無能だとみなされ追放されてしまう。 アスカは一人だけでも冒険者として活動をしようと思うが、猫人族の少女ナディア、ウンディーネのティルー、心を支えあえる仲間たちと出会って再び世界を救うための冒険に旅立つ！ 呪いが解けて真の実力を発揮できるようになった魔法剣士！ 史上最強の力で世界の英雄へ成り上がる！

五月やみ / 青空あかな

巻 154 pt

地方都市で鍛冶一筋25年、40歳になっていた主人公デレートは、ある日突然ギルドを追放されてしまう。 そんな時、15年前に「おもちゃの武器」を造ってあげた女の子からの手紙を頼りに王都へ辿り着く。 するとなんと、自分が造った「おもちゃの武器」が伝説の武器に進化しており、その子は国の英雄になっていた！？ 無職のおっさん(40)から一転、伝説の武器を作った英雄として大出世することに――！ アラフォーおっさん鍛冶師のセカンドキャリアファンタジー、待望のコミカライズ！

吉田秋生

巻 748 pt

男の部屋で朝を迎えた三姉妹の次女・佳乃（よしの）に父の訃報（ふほう）が届いた。母との離婚で長い間会っていない父の死に、なんの感慨もわかない佳乃は…。鎌倉（かまくら）を舞台に家族の「絆（きずな）」を描いた限りなく切なく、限りなく優しい吉田秋生の新シリーズ！！

日車メレ / ゆりはらあき

巻 110～165 pt

幼い頃に両親を亡くした少女セレストは不遇の幼少期を送るも、星獣・スピカと尊敬する星獣使い・フィルと共に幸せな日々を過ごしていた。全てを奪われる「あの時」までは…。彼女の死から動き出す、温かくも優しい〈人生〉やり直し×取り戻しもふもふストーリー！

藤堂はくる

話 55 pt

「ごめん…オレ余裕もてない」2人きりで閉じ込められたエレベーターの中で、元カレに息もできないくらい強く深くキスをされ―。OL・本田可菜は、初カレ・萩原醒のことを忘れることができず、6年間彼氏なし。ところがある日、そんな可菜の前に、アメリカ帰りの新しい上司として萩原醒は現れた！！イケメンで、仕事が出来て、ミステリアスな彼だけど、笑顔が素敵なのは昔と変わらなくて。さらに募ってゆく想い。しかし、萩原に他人のようにそっけない態度をとられ…。そんな時、2人はエレベーターの中に閉じ込められてしまい―！？

山名沢湖

話 55 pt

世界は“ふわふわ”でできている。ミソラとハカセは、おとなり同士。理数系オトコのハカセは、今日も実験に夢中なの。ミソラが実験室をのぞいてみると……。あまずっぱい香りに包まれるスイート・ショート・セレクション。

虹沢羽見

巻 77～543 pt

青い春の初恋ストーリー　カミナリ級の出逢いが私を変える――　青空（せいら）は男子が苦手な高校2年生。なのに通っていた女子校が近隣の男子校と合併することに！　絶望しながら迎えた始業式の日、屋上で自由奔放な問題児・雷河（らいが）と出会って…？　【同時収録】番外編

真島文吉 / 園のぶは / 合同会社はなぞら

巻 143 pt

国を滅ぼさんとする巨大勢力に、生き残った英雄たちが立ち向かう！ヒーロー文庫の人気作品が待望のコミック化！ 国を滅ぼさんとする巨大勢力に、生き残った英雄たちが立ち向かう！ 灰色の雲と大草原に彩られた王国コフィン。 棺(ひつぎ)の名のついたかの地には天を舞う青い竜が棲み、その魔力で雲を呼び、太陽を隠していた。 生涯を青空を知らずに過ごす人々は、しかしそれを不幸なこととは考えず、涼しい気候と優しい風、自分達を見守る竜を愛し、崇拝していた。 そんなコフィンに、ある日『神』と呼ばれる赤い竜をともなった軍勢が侵攻して来る。 侵攻国の名は帝国スノーバ。 コフィンの最後の王族、王女ルキナは国を守るための戦後交渉に挑むが、スノーバ軍の頂点に立つ若き将軍はコフィンに対してありえない選択をする――。 ヒーロー文庫の人気作品が待望のコミック化！ 真島 文吉（マジマブンキチ）：本作で小説家デビュー。代表作に「棺の魔王」「魔王の処刑人」「右園死児報告」など多数 園 のぶは（ソノノブハ）：漫画家 合同会社はなぞら（ゴウドウガイシャハナゾラ）：企画・プローデュース会社

池田おさむ / 金子ありさ

話 44 pt

広い、広い北の大地。青空。目にまぶしい緑。まっすぐに続いていく１本道――あの夏、確かに僕らは、歩いた。輝くような時を一緒に。一生ものの夏になった。いつも、隣りには仲間がいた――北海道にある小さな酪農の町、北美別(きたみべつ)町。そこにこの夏、東京から6人の大学生がやってきた。ところが彼らは…全員が本気で学びにきたわけじゃなかった。 しかし、徐々に、学生たちは学んで行きます。『命の輝き』を知らずして、生きる意味などないことを。そして、彼らはきっと見つけられるに違いない。物に溢れ返った東京では埋もれてしまっている「何か」を。牧草の匂いと、そよ風に包まれる、この小さな町で。笑ったり、怒ったり、泣いたりを繰り返しながら。一生ものの、輝くような美しい夏が、今、始まる――！