お前の母ちゃんすげェ良かったよ。(白抜き)(2)

●あらすじ
ハルコは、仕事に追われる日々の中、女手一つでカズキとユズを育ててきた。
忙しい日々ではあったが、その日常に満足していた。
そんな日常は、先日の出来事から大きな変化を起こす。
カズキが帰宅する1週間ほど前、 先日の飲み会での出来事から3日が経っていたが、
その時のことを忘れることはできず、今なお引きずるハルコ。
辛い記憶として消そうとすればするほど、身体はその時の感覚を思い出してしまうのだった。
ユズが出かけ、家で一人家事をするハルコ。
そんな日常の中、インターフォンのチャイムが鳴り響く。
モニターに映し出されたのは、同じマンションに住む斎藤だった。
3日前の出来事を思い出し警戒するハルコだったが、意を決してドアを開ける。
不快感を前面に出すハルコに対し、先日のことを何もなかったかのように振る舞う斎藤。
とぼけた様子で話す斎藤だったが、ふとした会話から今はハルコしか家にいないことを知ると、
家の中に入りハルコに迫るのだった。
先日忘れたピルを渡すということを口実に、またも関係を迫る斎藤。
言葉では強く拒絶するハルコだったが、身体はその状況を受け入れようとしてしまっていた。
そのことに気づいた斎藤は、心の隙を狙いハルコの体を好きなように弄ぶ。
次第に理性は蝕まれ、欲求のままに乱れていくのであった。
―――その時、鳴り響く足音と、家のカギの開錠音がする。
外出していたユズが帰ってきた。

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