姫神さまが、両親を人質に孕ませろと以下略。(ゲームブック)
陽之影山と日影町との間、丁度神域と下界を隔てるように建つ家──神話の中で神様に願うため陽之影山に入っていった若者の子孫である月山(つきやま)家には、実はこの一族にのみしか伝えられていない神話の続きがあった。雲一つない初夏の空の元、月山空夜(つきやまくうや)と幼なじみの櫛南稲穂(くしみいなほ)がいつもの通学路を歩いていたときだった。上から、空から、女の子が、降ってきた。空から降ってきた女の子は、朝陽(あさひ)といい、なんとこの日影町を守る陽の姫神であるという!その昔この日影町を救った陽の姫神は、実は力を使い果たしたので山に入った若い男から神気を分けて貰っていた。その方法が交合で、神様の体内に精を放つことにより力を分け与えるというもの。何度かそれを繰り返す間に、女神は若い人間の男の子供を孕んでしまう。子を孕む喜びを覚えた神様は、日影町を守るために神気を使っては、この男と交合を繰り返していたという。本来なら交合は力を分け与えるためのものであったが、女神はそんなことより人間の子を授かる方に夢中になり、以後も陽之影山に居座って町を守りながら、定期的に山を下りてきて子供を授かって帰って行くということを繰り返していたという。それが月山家のみに伝わる神話であった。神様から力を返せと追いかけられ、それを阻む幼なじみに引きずられ、今朝から酷い目に遭いっぱなしの空夜は悲痛な叫びを上げるのだった。
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