お隣の黒人夫に抱かれて啼き悶える最愛の妻。

どうしてだろう。自分に言い聞かせるように呟くたびに、不穏に胸がざわつく。肌を重ねれば重ねるほど……射精を繰り返せば繰り返すほど、どこかで美和子が物足りなさを覚えているのではないかという思いを否定できない。(ば、馬鹿な。いったい何てことを)寝ても覚めても、甲斐甲斐しく私の世話を焼いてくれる、どこに出しても恥ずかしくない良妻。私がこの手で……自分の一物で女にした、私にべったりの、誰が見ても魅力的な美人妻。そんな妻が、不満、なんて…だが、それでも怖いのだ。自分は果たして、本当に美和子に相応しい男なのか。美和子は本当に私で満足してくれているのか。私には、妻に不満などない。だが、妻にはあるのではないか……。私は美和子の肌を指で味わいながら、妄想を再開させる。私以外の男に誘われ……私以外の男に抱かれてしまっても……美和子は絶対に、最後は私を選んでくれる……それを、確かめたい。私は、アルコールの熱が燻るなか、目の前の友人に向かって馬鹿げた妄想を口にしてしまった…なあボブ…君は、美和子とセックスしてみたくはないかい?しかし、それは絶対に口にしてはいけないことだった…ボブとの一線を越えた美和子は徐々にボブの乱暴で、逞しく、オスそのものの衝動を剥き出しにしたセックスに惹かれていき…!?

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